2012年12月25日放送

140年以上続く、伝統の味を守る…
千枚漬け「大藤(だいとう)」五代目・山崎真理さん。
今が旬の、京都・千枚漬け。
江戸時代の末に、ここ大藤の初代当主が考案、
その味は代々守られています。

「一子相伝ということで 味を守る人は一人。蕪と一緒に生活する。
身体で覚えて 食べて覚えて、今でもココっていう味を追求しています」

当主になった今も、忘れられない記憶それは先代の教え…。

「初めて下漬けをしてみろって言われて…初めて仕上がった日に
塩がキツイからこれは使い物にならないから捨てろって言われたのは凄いキツかった…。
味を受け継ぐって事は重いことだと痛感した」

伝統という重責を背負い、店を切り盛りする山崎さんを支える言葉。

それは…

「七転八起(しちてんはっき)」

何度失敗しても、くじけず努力する、という意味のことわざ。

「絶対に逃げたらアカンっていうのは思います。
ヘロヘロになっても、今年も変わらず美味しかったよって言われると、ヨシ頑張ろう!…」

京都の冬と千枚漬け。これからが本番です…