2013年1月8日放送

初春(はつはる)に、健康を願い 喜びを届ける…
押絵(おしえ)羽子板職人、西山和宏さん。
江戸時代の娯楽だった歌舞伎の人気役者を羽子板に施したのが
押絵羽子板の始まり。
西山さんは、その伝統の担い手です。

「舞台の役者さんが飛び出てくるような、そんな躍動感のあるのがいい羽子板。
やっぱり目の強さというのが一番重要」

ただ、羽子板作りで師匠の父から教えられた 大切な極意は…

「一生涯、死ぬまで勉強ということと、いい人間でありなさいよと…」

そんな西山さんに、父親の教えを思いおこさせる言葉。それは…

「健やかな身体と 健やかな魂が願われるべきである」

古代ローマの 詩人、ユウェナリスの言葉です。

羽子板は、厄を「ハネ」つけ
子や孫の無病息災の願い込める 縁起物…。

「もともと厄除けという羽子板には意味がありますので、
健やかに成長して頂きたいっていう気持ちでいつも机の前で仕事をしています」

羽子板を持つ人の健康と幸せを願い
西山さんは羽子板を作り続けます。