2013年3月12日放送

ただひたすら、自分の肉体に磨きをかける…。

女子プロキックボクサー、いつか選手。

「自分自身がフラフラしていたので、自分自身の道を作りたかった…。」

厳しい格闘技の世界へ飛び込んだのは、二十歳でした。

「最初はキックボクシングではなくて、総合格闘技をやっていたんですけど、一勝も出来なくて、一度(競技を)離れたんですけど…。
でも、負けっぱなしでやめる訳にはいかないので、もう一度キックボクシングで勝ちあがってやろうと…。」

目指しているのは、本当に強い自分。
しかし、再び立ち上がったのにはもうひとつの理由が…。

「実家の方が(宮城県)塩釜なんですね。(被災して)家族はみんな無事だったんですけど、まわりの友達にすごい大変な方もいて、その友達と話したりしてると、キックボクシングで一生懸命やってる姿を見るとすごく励みになると…。」

応援してくれる人たちがいる。
だから、もっと強くなりたい!
いつか選手に勇気をくれる言葉、それは…

『人間が人間に与える力は無限である』

イギリスの歴史家、トーマス・カーライルの言葉です。

「私の人生の中で今一番、一生懸命やってる時だと思うんです。やっぱり人に夢を与えられるような人間になりたいです。」

目指すのは、今よりももっと強い自分です。