2013年7月16日放送

ためらいもなく、陸から川へと飛び込む… 。
水陸両用バスの運転士 佐野洋さん。

陸上も水上も走る東京の新しい観光バス。
その魅力を満喫しようと、多くの人が訪れます。

「バスが船になりますので、川に入る瞬間、ワクワク感がありますね!フロントガラスの上ぐらいまで水しぶきがあがって、もう真っ白になります。その時にお客様がどのくらい歓声をあげるか、楽しませるかっていう。そういう楽しみで毎日運航しております。」

この仕事、大きなバスの資格だけでなく
船舶免許も必要。

「常に潮の流れと風で流されやすいんで、難しさはありますね…半年くらい何十時間と訓練をしまして」

佐野さんが
運転士になったのは4年前のこと。

「路線バスに乗った時に、運転士の姿を見てかっこよさを感じまして。やりたいと思ったことは、やらないとダメな性格なもので、この歳になってやらなきゃ後悔するなと思って!」

自ら選んだ道を歩む佐野さんの背中を押す言葉、それは・・・

『私の歩みは遅いが、歩んだ道を引き返すことはない。』

第16代アメリカの大統領、リンカーンの言葉です。

「お客様が“楽しかった”“また乗りたい”と言っていただく言葉が励みになってますね!」

地を走り、水を切りながら、今日も喜びを運びます。