2013年8月27日放送

小さい身体で、30キロ以上の畳も なんのその…
畳職人 巻山春菜さん
機械化の進む中。巻山さんは手作業にこだわります。

「自分の力で畳をキレイにできるのが楽しいです。手で(畳を)作る方が私は喜びを感じるので」

畳職人を目指そうと思ったきっかけは
“イグサ農家”で見た光景でした。

「キレイな青い畳になるように、1本でもちょっと色が違うイグサが入っていたら、
細かく抜いてっていうのを目の当たりにして。この農家の気持ちを伝えられるような仕事がしたいな、と思うようになって。どんどん畳にハマっていきました」

心に決めた職人への道。しかし…

「“女だからできるわけがない”っていうことで、父にも反対されて
すごい悔しかったですけどね。やってやろうっていう気持ちになりました」

決して畳職人の道を諦めなかった巻山さん。
厳しい修業時代 彼女を支えた言葉、それは…。

『深海にいきる魚のように自ら燃えなければどこにも光はない』

昭和の歌人、明石海人(あかしかいじん)の言葉です。

「違う職業に就いていたらどうだったのかなって思うことはあるんですけど、畳やっている時が一番楽しいし、ずっと畳にかかわる仕事は続けていきたいなと思っています」

そのひと針が、幸せを作ります。