2013年10月1日放送

「色っていうのは、『夢』なんだろうと思うんですよ!」

その手から生み出される、無限の色…
インクブレンダー 石丸治さん
まるでバーテンダー。でもシェーカーに入っているのは、お酒ではありません。

「万年筆のインクをブレンドして、お一人お一人のお好みの色を作らせて頂くという仕事をしております。オリジナルインクのカラーは書くことも楽しみ、書く色も楽しみ、万年筆を使った楽しみのひとつなんだと思うんですね。」

様々な注文に応え、作ったインクの色はおよそ1万5千色。

「色んな方がいらっしゃいましてね、『秋の山道のリンドウの花ですよ』という風に言われるわけですね。十人十色とはよく言ったものですね。」

筆記具メーカーに勤めている石丸さん。
万年筆への思いから、類のないこの仕事を始めたのは8年前。

「誰もやったことのないことをやるわけですから、不安要素ってのは必ずありますよね。」

そんな石丸さんを後押しした言葉。それは…

『学術においても 実際は 人は何も知ることはできない。常に実践が必要である』

ドイツの文豪、ゲーテの言葉です。

「インク工房を始めたのも、こういうことをやったら面白いんじゃないかと。何事もやってみなければわからない。蓋をあけてみたら、もう20人30人と来て頂きまして。「作って良かったな~」っていう気がしますよねー!」

書く人の夢を、世界にひとつの色に添えて