2013年11月19日放送

膨らむ風船に、想いを結ぶ…
バルーンアーティスト・山北由香(やまきたゆか)さん。

「細長い一本の風船が自分の手加減・バランスによって、いろんな動物とか物に変身していく。自分の手で何かが出来上がる楽しさがあります。」

手の中の風船が、自由に形を変えられると知った時、人が着るドレスまで作りました。

「(バルーンで)着物を作っている人は誰もいなかったんですね。それに挑戦したいっていうのもありました。」

この想いは、実際に着られる和服のバルーンドレスとなり、去年、行われた世界大会で見事、実を結びます。
山北さんの頭の中はいつもバルーンの事でいっぱい。

「これってバルーンで作ったのを見たことないと思ったら、自分で作ったらどうなるんだろう、これをバルーンと組み合わせたらどうなるんだろうっていうのは自然と考えています。」

空気が抜けるまでの時間でつくり上げる数多くの作品は、多くの人を喜ばせています。

そんな彼女の原動力となった言葉、それは・・・

『自分を元気づける一番の方法は、誰か他の人を元気づけることだ。』

トムソーヤの冒険を書いたマーク・トウェインの言葉です。

「お子さん達のキラキラした目と笑顔に、すごくいつも元気をもらっているので、
だれかに喜んでもらいたいって思いながら作ってます。」

夢の想像力は、どこまでも膨らみ続けます。