2014年2月18日放送

耳の不自由な人にも、音楽とダンスの楽しさを伝えたい…
手話のパフォーマンスグループ、HANDSIGNのリーダー TATSU(タツ)さん

「中学校の時にダンスをやっていたんですけれど、たまたま手話のドラマを見て
『あ、手話ってカッコイイじゃん!』って思って、ダンスに手話を取り入れようと思いました。」

そこには動きを真似るだけではない、難しさがありました。

「ダンスにそのまま手話を入れてやると、やっぱり(意味が)分からない部分が多いので、今は聞こえない人と一緒に作ってダンスをチェックしてもらっています。」

最初は批判されたことも
しかし、手話ダンスの大きな可能性に気付きました。

「僕らのライブに遊びに来てくれて、
『まさか人生で音楽のライブが楽しめるとは思わなかった』
そう言われた時に、聞こえない人にも喜んでもらえるんだって。
僕、音楽を伝えられるのかなって。」

そんなタツさんが心の支えにしている言葉。それは…

『昨日の夢は 今日の希望であり 明日の現実だ』

“ロケットの父”と呼ばれたアメリカの発明家 ロバート・ハッチングズ・ゴダードの言葉です。

「聞こえない人に、ダンスを楽しんでもらいたい。
少しでも、未来の自分達の可能性を広げてもらいたい。そういう気持ちですね。」