2014年4月29日放送

見るものを圧倒する、巨大な角、そして巨大な身体…
カブトムシロボットを作った 高橋均(たかはしひとし)さん

「子供の頃から、カブトムシやロボットが大好きでしてね。一念発起で、子供の頃の夢の、カブトムシ型ロボットを作ろうかなって」

工場の機械などを設計・製作している高橋さんは
13年をかけて、たった一人で、このロボットを作りました。

「最初は、軽自動車に足がついたぐらいの大きさを作ったんですね。もっと大きかったらもっと良いかなと思いまして。こんな大きなものになってしまったんです」

足の運びは本物のカブトムシと同じ。一本の足に8個のセンサーが付いています。

「(センサーで)位置を検出して、プログラムで歩きますから、超精密機械なんです」

完成するまで、何度も試行錯誤を続けた高橋さんが共感する言葉、それは…

『発明するためには、豊かな想像力とゴミの山が必要だ』

何度も失敗を重ね、多くの発明を生み出したトーマス・エジソンの言葉です。

「みんなが驚くだろうか、と思いながらやっているとワクワクしますし、だから
10何年間も作り続けていても、全然その情熱は失せないです」

子どもたちの歓声が、新たな発明の源です。