2014年6月17日放送

サッカーワールドカップの裏で、世界を目指すもう一つのサッカー。
サイクルサッカーの選手、藤田洋介さん。
去年の、サイクルサッカー世界選手権で第4位。
世界のトップを目指す、日本のエースです。

「普通のサッカーと同じでパス、ドリブル、時速100kmの速いシュートが飛んでくる。アグレッシブなスポーツなので、そういった所が魅力です。」

100年ほど前にイギリスで考案され、すでにヨーロッパでは人気スポーツ。
しかし日本の競技人口は まだ400人程度。
コートは自ら体育館に板を敷いて準備し、練習相手もままなりません。

「一番盛んな国はドイツで、小学校の頃からサイクルサッカーの自転車に乗っている。そうなると競技歴も全然違って、技術もあります。ヨーロッパの上のチームに勝ったことがないので、そこで勝てる試合が出来るようになると、こんなスポーツやっているんだと見てくれる人もいる。そこから始めてくれる小学生がいたり、どんどん競技人口も広がってレベルも上がってきますし。今はとにかく海外のトップチームに勝つことを目標にやっています。」

サイクルサッカーの魅力をひろめたい。
そんな藤田選手が共感した言葉。それは…

『決してギブアップしないヤツを打ち負かすことはできない』

メジャーリーグの「ホームラン・キング」、ベーブ・ルースの言葉です。

「サッカーのように、ワールドカップになったらみんなが応援してくれる…そんな競技になるといいなと。」