2014年8月5日放送

かがり火の中、『鵜』を巧みに操る・・・
鵜匠(うしょう)、稲山琴美(いなやま ことみ)さん。
「日本書紀」にも記されている古く伝統的な漁「鵜飼い」。
稲山さんは、まだ少ない女性の鵜匠です。

「珍しい昼鵜飼を行っているので、夜の鵜飼に比べて鵜が魚を捕ってくる姿とか、凄くよく見えるので、そこがお勧めです。」

以前はペットショップで働いていた稲山さん。
大好きな動物と一緒に働ける鵜匠となって、今年で2年目。

「思っていたよりも大変なことが多かったです。鵜は、ある程度野性味を残しておかないと、人に慣れすぎると人から餌をもらえると思って魚も捕ってこなくなるし。
思っていたよりも、鵜との触れ合いの時間は短かったです。」

何より稲山さんを悩ませたのは、かがり火。
つけまつげが燃えてしまったことも・・・

「火がトラウマになってくるので、火が怖くない、怖くない、大丈夫、大丈夫って
自分で言いながらやるのは、やっぱり大変でした。」

そんな稲山さんを前に向かせる言葉、それは・・・

『笑って暮らすも一生、泣いて暮らすも一生』

同じ人生なら笑って暮らそう! という意味のことわざです。

「お客さんは、来てよかったって言ってくれるので、すごく嬉しいです。」

笑顔を携えて、2年目の挑戦が始まります。