2015年4月28日放送

重ねた“手の平”が 奏でる…
ハンドフルートの奏者 森光弘さん。
楽器を持たず、手のひらだけで演奏する「ハンドフルート」…

「どこか懐かしいような、温かいような音色がするというところが魅力的。」

子供の頃に出会った「手笛」を独学で改良し、「ハンドフルート」として確立。
今ではピアニストとコンビを組み、海外でも公演を行っています。

「低い音を出す時は、中の空洞を広げる。ぐっと、大きく広げて…。高い音を出す時は、中の空洞を小さく狭くする。」

森さんが出せる音色は3オクターブ。
聴く人の心に響くよう、練習を重ねます。

「音域の問題で出来なかった曲が最近出来るようになったり、そういう積み重ねが嬉しいですね。」

そんな森さんが共感した言葉、それは…

『自分にはできると信じれば、あなたはもう道半ばまで来ている』

ノーベル平和賞を受賞したセオドア・ルーズベルトの言葉です。

「5オクターブ出るかもしれないし。まだまだハンドフルートの可能性というのは広がってもいいのかなと思っています。」