2015年11月17日放送

和の心で旅人をもてなす…

亀清旅館の三代目 タイラーリンチさん

長野県の戸倉上山田温泉。
妻の実家の旅館を継ぐためアメリカから移住して 10年が経ちました

「たたみで障子があって温泉入って、 懐石料理を食べて…全ての文化が含まれている!」

日本の温泉文化が大好き。しかし…

「細かいんですよ。座布団置くだけでも向きがあるとか、ホテルはお客さんの顔見ないで(決まったサービス)をする。旅館はお客さんに常に会っているし、客同士はどんな関係なのか、仲良いのか、それによって布団の幅を調整したり、その顔を想像しながら、一人一人合わせて 接客してます」

奥の深い“おもてなしの心”は驚くことばかり(でした)

「旅館やってきて良かったのはお泊りに来るお客様がお帰りになってからお礼のメールをくれて“旅館泊まったおかげで体の充電できたよ”」

そんなタイラーさんが大切にしている言葉、それは

「ずくを出す」

「逃げずに立ち向かうこと」を意味する信州の方言です

「どうせ無理だろということに負けないで努力して汗をかけて露天風呂を作ったというのはまさに「ずくを出す」「ずくを出す」ことによって次の世代にさらに良い生活をおくれるようにそれは私たちの役目と思ってます。」