2017年5月2日放送

日本茶専門店オーナー ステファン・ダントンさん。(52歳)

「私が日本に来たのは1992年ですけど日本茶と出会ったのはそこからですね。
お茶はワンパターンじゃない。蒸す時間、製法によって味が変わってくるからね。おもしろいですよ。」
ソムリエとして、ワイン普及のため日本にやってきたステファンさん。
偶然出会った日本茶に魅せられ、日本に移住しました。
そして作り上げたのが日本茶に様々な香りを付けた、フレーバーティーです

「最初からみんな違和感があった。“なにそれ?日本茶に香り?”みたいな。結果として客層は若者が多いし、お客さんは(茶葉を)出されたとき“おいしいね”って言うんです。まだ飲んでないんですよ」

フレーバーティーは、日本茶の良さを再発見するきっかけになっています
「フレーバーティーは入り口ですね。フレーバーでまず興味を持たせて、いずれ普通の煎茶を飲めるんじゃないかな。伝統的なものを守りたいと思ったら、たまにちょっとアレンジをしないと」
日本茶に愛情を注ぐステファンさんが心に想う言葉、それは…

「一念、岩をも通す」

一途に想いを込めて行えば、どんなことも成し遂げられるという、ことわざです

「私はとにかくぶれないんですよ。頑固じゃないとオリジナルなものは作れない。
そして私はこれから本格的に海外にお茶を広めようかなって思ってるわけです。」 

5月2日は八十八夜。新茶の香る季節です。