2017年5月23日放送

スマトラトラの飼育員 石和田研二さん。(50歳)

去年、この動物園に生まれたのは、国内でも珍しいスマトラトラの赤ちゃん。
飼育歴30年となる石和田さんが、トラの子育てを手伝います。
「もともとネコが好きなんで、トラも大きいネコですね。ネコの良さと猛獣の猛々しさとか美しさとかすべてが魅力的ですね」

大きくなってきた子ども達に、手作りのおもちゃも作ります。
「穴があいて出てきて食べてしまって大丈夫なように牧草をいれるわけですね。子ネコが毛糸玉で遊ぶのと同じですよね」

この日は仲睦まじい親子の姿を、お客さんに公開。
石和田さんは、お母さんの目が届かない子ども達の行動を見守ります。
でも、こんな子ども達の姿には、思わず・・・
「じゃれているところとか転んじゃってるところとか見てますと、笑っちゃいますよね」
トラの他にも様々な動物の繁殖に携わってきた石和田さんが
心に留めている言葉。それは・・・

「驕れる平家は久しからず」

思い上がった振る舞いは やがて身を滅ぼすという、ことわざです。

「繁殖に成功したりしますと、周りからすごいねとか言われるんですね。
自分がすごかったわけじゃないんですよね。トラたちが頑張った成果なんですよね」