2017年9月19日放送

水族館の館長 小林龍二(こばやしりゅうじ)さん

愛知県蒲郡市。ここに小さいながらも
年間およそ40万人が訪れる 人気の水族館があります。

土日ですと、3000人以上は来ますね。
僕も館長ですけど、アシカショーやったり魚の世話をしたり、
なんでもやっていますね。

60年以上の歴史を持つ“竹島水族館”
しかし小林さんが働き始めた頃は、閉館寸前の只中。

いつ来ても貸切状態でしたよ。赤字の水族館で。
“なんとかしなきゃな“っていう思いは、ずっとありましたね。

そこで生物の特性を活かした、ユニークで魅力的な展示方法を次々発表。
中でも人気となったのが、普段見ることのない様々な深海生物に触れる
“さわりんプール”

どんな風にお客さん見ているかな、とか展示の裏の壁に耳を付けて、
お客さんの反応を伺ったりもしていますね。僕らが魚を飼って楽しいという感覚から、お客さんが楽しめている風景っていうのが、僕らの楽しみに変わってきた。

今では誰よりも愛される水族館へと変えた小林さんが 心に想う言葉、それは…

「希望を抱いて旅することの方が到着することよりも良いことだ」

作家・スティーブンソンの言葉です

こんな風にしてお客さんに喜んでもらいたいっていう願望を持ち続けて
みんなしあわせになれる水族館にできたらなって思いますね。