2018年2月13日放送

青森空港除雪隊 隊長、福士真人さん。
世界でも有数の積雪量で知られる青森空港。
その滑走路の除雪隊“ホワイトインパルス”を率いるのが、福士さん。
「1回にやる除雪の面積は東京ドームの12個分。それを40分で除雪します。」
総勢35台の除雪車が階段状に並び、雪をかきわけていきます。
「隊列を組んで雪を左に次、次、次と寄せていく。最後に寄せていった雪をロータリーで飛ばします。
除雪隊の先頭車両がずれると、皆ずれていっちゃうので、先頭車両が大事になります。」
1日22便が離発着する中、上空で除雪を待つ飛行機もあり遅れは許されません。
「早く滑走路に降ろしてあげたいとは思いますね。ですが、焦らないようにはしています。
やはり焦ると接触事故を起こしますので。事故を起こすと、そのせいで飛行機が降りて来れなくなってしまいます。
除雪の作業での便の遅れはありますけど、欠航というのは1度もないです。」
飛行機だけでなく除雪隊の安全をも守る福士さんが、共感する言葉。それは…

「急迫は事を敗(やぶ)る 寧耐(ねいたい)は事を成す。」

冷静沈着の大切さを説いた西郷隆盛の言葉です。

「やっぱり飛行機が無事に飛んで、無事に降りた時、やっていて良かったなと思いますね。
青森の空の玄関ですので、それを守っているっていうのは、本当にやりがいがあると思います。」