2019年7月23日放送

プロファイヤーナイフダンサー、バル憂弥さん。
福島県にあるレジャー施設、スパリゾートハワイアンズ。
ここでフラダンスと並び人気を集めているのが、
世界で最も激しく、巧みな技術が必要といわれる
サモアの伝統舞踊“ファイヤーナイフダンス”です。
「サモアという南太平洋に浮かぶ島の発祥の踊りなんですけど
戦士が相手を脅かすために、武器に火をつけて回し始めたっていうのが起源です。
力強さとか、相手を威嚇する目つきとか、動きとか、表現が一番大事だと思います。」
両端に炎が燃え盛る“ナイフ”と呼ばれる棒を、巧みに操り踊ります。
「熱いですね、やっぱり。触ったりするパフォーマンスもあるんですけど、
終わってからヒリヒリします。
でも、喜んでもらうためにひたすら我慢してます。」
去年の世界選手権では、本場ポリネシア系の選手がひしめく中
アジア人初の2位入賞!
「信じられない気持ちでした。毎日、先輩とかライバルと一緒に
競いながら練習できたっていうのがでかいと思います。
でも1位になれなかったので、
余計に1位になりたいっていう気持ちが強まりました。」
より高いパフォーマンスを追い求めるバル憂弥さんが共感する言葉…

「細き流れも大河となる」

日々の努力はやがて大きな成果を生むという意味のことわざです。

「“バル”はサモア語で“挑戦”という意味です。
新しい技とか挑戦していきたいなという気持ちで付けました。
一番の目標は世界大会で優勝することです。」