2019年8月13日放送

綿菓子機製造、茂木正克さん。
綿菓子を作る機械は品川区の小さな町工場で作られています。
「昭和37年頃に、国内で初めて電気式の綿菓子機を開発したのが弊社です。
年間だいたい2000台くらい製造しています。」
最近人気の、カラフルな綿菓子が作れる機械も開発。
従来は中央の回転釜から周りに向かってドーナツ状に綿菓子が飛び出していましたが、
様々な形が作れるように、その出方を改良しました
「真ん中の釜から、上に向かって綿菓子が出る仕組みになっています。
上手な方はお花のように成形して、色を何層にも重ねていく方が多いようです。」
綿菓子が上へ飛び出すのは回転釜に秘密があります。
「釜の部分に3枚、羽根を付けて、上昇気流で上にあがるようにしました。」
さらに綿菓子が飛び散らないよう、出てくる穴も網目状から、小さな穴に改良しました。
「コンマ何mmという穴の大きさの違いで、綿菓子の出方が変わってくるんですよ。
幅を広くすると綿菓子にばらつきが出たり、いろいろ試行錯誤しながら開発しました。」
全ては子どもたちのために…そんな茂木さんが共感する言葉…

「人の楽しむを楽しめば、人も亦(また)其(そ)の楽しむを楽しむ」

唐の時代の詩人 白居易(772−846)の言葉です。

「お子さんが喜んでいる顔とか見ると、作っていて良かったなと感じますね。」