2019年12月3日放送

シンクロナイズドスケーティング選手、齊藤聖果さん。
氷上で、調和と美しさを競うフィギュアスケート種目“シンクロナイズドスケーティング”
齊藤さんは日本代表チームの中心選手として活躍しています。
「フィギュアスケートは1人でやるというイメージが強いと思うんですけど
16人で演技をそろえて、表情をそろえて滑る。お互いを把握しながら滑る。」
“ホールド”と呼ばれる、腕をつなぎながらのスケーティング。
ここから様々な技へとつながっていきます。
「“アングルドインターセクション”という技があるんですけど、
タイミングが合わないと必ずぶつかるんです。
バックのまま手でお互いの息を感じ取って回らなきゃいけない。」
最大の見せ場は、全員でタイミングを合わせて行う“グループリフト”
「3人で上げるので、息が合わないとケガにつながる。いや、めちゃめちゃ大変。」
2019年4月にフィンランドで行われた世界選手権では海外の強豪と戦いました。
「本番はとっても緊張したんですけど、
演技していると結構みんなと目を合わせる場面が多くて、
『大丈夫』って言っているんです。やっぱりチームの力っていうのはあるんです。」
仲間とともに世界へ挑む齊藤さんが共感する言葉…

「人の心を動かそうと思ったら、まず自分自身がその感情に飲まれなければならない」

イギリスの元首相 ウィンストン・チャーチル(1874-1965)の言葉です。

「シンクロナイズドスケーティングという競技が広まるようにするのが
私たちの役目だと思っています。」