2020年7月7日放送

玉ねぎ栽培、河野博文さん。
群馬県前橋市で人気の玉ねぎが収穫されています。
「普通の玉ねぎよりデカいです。1番デカいので900g近くあるんですけど、
水分が多くて甘みが強い。辛口のカレーが甘口になっちゃいます、玉ねぎを入れると。」
河野さんは、ジャイアンツなどで活躍した元プロ野球選手。20年前に引退しました。
「2年くらい農家に習いに行って、作り方とかいろいろ。
体力に自信はあったんですけど、大変でした。」
甘くて大きい玉ねぎの秘密は大学教授と試行錯誤の末に生み出した、独自の肥料。
「海藻とか自然の薬草を使っているんですけど、最初はまだ辛味が残っていたので。
何年か追うことによって、土がなじんで全然味が変わってきたので。」
さらに玉ねぎの甘さを引き出すのが、収穫するタイミング。
「玉ねぎのねぎみたいな上に生えている部分があるんですけど、それが倒れてから収穫。
まだ立っているときは辛い。野球も観て喜んでもらう。玉ねぎも食べて『おいしい』って、
それがやっぱりうれしいですね。完投、完封、それにも匹敵するんじゃないですかね。」
今では、甘い玉ねぎ作りに全力投球する河野さんが共感する言葉。それは…

「私たちは得ることで生計を立て、与えることで生きがいを作る」

イギリス元首相 ウィンストン・チャーチル(1874-1965)の言葉です。

「野球人生は短いですけど、第2の人生は長いので、スポーツ界の人を雇うみたいな
手助けが出来ればいいかなと思っています。」