2021年8月24日放送

エディブルフラワー栽培 網野信一さん
東京・立川市で育てられているのは
料理に彩りを添えるエディブルフラワ-、食べられる花です。
「特別な種類ってわけではなくて、一般的にスーパーなんかで売っているお花と一緒で、
毒性が無い物ということを確認したうえで育てています。」
年間20種類ほど育てる網野さん。観賞用の花とは、違う苦労も…。
「強い薬が使えないっていうのがやっぱり一番大きいですよね。
病気や菌が飛んできて入っちゃうともうすぐ枯れちゃう。
日々観察をして、防いでいます。」
収穫後には食用ならではの、最も大切な作業がありました。
「ピンセットを使い、花粉を取っています。」
花粉があると、そこからすぐに痛んで変色してしまうため
一輪一輪手作業で取り除くことで、鮮やかさを長く保つのです。
「祖父の、もっと前から農家をやっているんですけど
農地を守っていくという意味ではやはり最先端というわけではないんですけど
新しいことに取り組んで利益が上がる農業をしていかなきゃなと思っています。」
農家としてチャレンジを続ける網野さんが大切にしている言葉…

「すべて世の中のことは もうこれで満足だというときは 衰えているときである」

実業家 渋沢 栄一(1840-1931)の言葉です。

「食卓の色合いがやっぱりきれいになりますよね。
普段の生活から使っていただければいいなと思います。」