放送内容

2015年11月11日 ON AIR

最悪の夜に運命が変わった出会い

2012年。アメリカ・フロリダ州クリアウォーター
メリッサ・ドームは大学の看護学部に通う女子大生。
成績優秀で、いつも笑顔の彼女はみんなの人気者。
しかしそんな彼女を困らせる1人の男がいた。


"執拗に復縁をせまる元彼"


男の名はロバート・バートン。
つき合って2年になるメリッサの彼氏だったが束縛がひどい男だった。
メリッサもそんなロバートに嫌気がさしていた。


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メリッサが何度別れを切り出しても別れようとしてくれない。
ある日、同じように復縁を迫るロバートが逆上し、メリッサに手を出した。
この出来事により、ロバートはメリッサに対し接近禁止命令が出されることになった。


しかし3か月後、何事もなかったかのようにメリッサに電話をかけてくるロバート。
いつもと同じように復縁を迫る内容だった。恐怖におびえるメリッサ。
その後、ロバートから何度も復縁を迫るメールが送られてきた。


"顔も心も傷つけられ恐怖におびえる毎日"


2012年1月23日の深夜。
ロバートからメリッサのもとに再びメールが送られてきた。
内容は自ら別れを告げるというものだった。一安心するメリッサ。
しかしメールの最後に、もう一度だけ公園で君の顔を見せてくれと書いてあった。


公園に向かったメリッサに最後に3秒だけ抱きしめさせてくれと言うロバート。
メリッサは2度と会わないという彼の言葉を信じ、3秒間抱き合った。
しかしこの瞬間をロバートは待っていた。


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持っていたナイフでメリッサの背中を刺したロバート。
さらに倒れ込むメリッサの顔を容赦なく傷つけた。
運よく公園を通りすがった女性が大声を上げた為、ロバートはすぐに逃亡。
女性は救急車を呼び、メリッサは病院に搬送された。


病院に運ばれて6時間。4度の心肺停止も何とか持ちこたえ危険な状態は脱した。
そして事件から2日後、メリッサはようやく意識が戻る。
彼女が受けた傷は計32か所。ほとんどが顔、首、腕に集中していた。


1週間ほどで一般病棟に移ったメリッサ。
気になるのはロバートの存在。自分を殺そうとした男がまだこの世に存在している。
そのことが何よりも恐怖だった。
事件から3週間ほどで退院できたメリッサだったが、夢だった看護師も諦め
自宅に引きこもることが多くなった。


"運命の出会いが彼女の転機に"


一方、今回の事件で逮捕されたロバートは自身に責任能力がないと主張。
懲役10年以内の刑で済むなら有罪を認める司法取引を進めていた。


司法取引が成立し、10年で出所すればまた私を殺しにくる。
心と体に大きな傷を負ったメリッサは更なる恐怖におびえていた。
そんな時にある女性がメリッサのもとを訪れた。


その女性はDV被害者の支援活動を行っている団体の職員。
自分の体験を話した方が楽になることもある、と集会でのスピーチをメリッサに勧めた。


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メリッサは乗り気ではなかったがスピーチに参加することにした。
そしてそのスピーチ会場である男性と再会することになる。
それは事件の当日、メリッサを病院へ搬送した救急隊員のキャメロン・ヒルだった。


キャメロンはあの日大けがをしたメリッサが勇気を出して自分の体験を
スピーチをするという事を聞き会場まで駆けつけた。
そしてこの出会いがメリッサの人生の大きな転機となる。


"電話が心の傷を癒していく"


翌日、メリッサもとに電話がかかってきた。相手はキャメロンだった。
スピーチに感動したというキャメロンは当日伝えられなかったスピーチの感想を
伝えようと支援団体を通じてメリッサの電話番号を聞き、電話をしたとのことだった。


もっとメリッサと話がしたいというキャメロン。
しかし外に出るのが怖いメリッサの気持ちを察して、直接ではなく電話で
会話をするようになっていった。


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実はキャメロン、大けがをして緊急搬送される彼女の様子を知っていたことから
メリッサの容体をずっと気にしていた。
命を取り留めたと聞いた時は嬉しかったが、スピーチで自分を襲った男の恐怖に
おびえ続けていると聞いた時、なんとか彼女の心を晴らせないかと思いその一心で
彼女に電話をかけたのだった。


そんな思いで始まったキャメロンからの電話。いつしか2人の日課になっていた。
メリッサも明るく話しかけてくれる彼の言葉に心から癒された。


そして数日後キャメロンはメリッサを誘い、外へ連れ出すようになった。
キャメロンの献身的な励ましを受けてメリッサも前を向いて生きる気力が芽生えた。


"ついに証言台へ。そして..."


それからメリッサは、顔に受けた傷を消すための治療に積極的に取り組むようになった。


そして事件から1年7か月がたったある日。
ロバートの司法取引が却下されたという知らせが届いた。
これでロバートも仮出所の無い終身刑になる可能性が生まれた。


しかしそのためには被害者であるメリッサが裁判で証言台に立ち
自らの体験を裁判で証言することが必要だった。
メリッサは勇気を出して証言台に立つことを決断した。


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自分を傷つけた男と同じ空間にいる恐怖に耐えながら
メリッサは毅然とした態度で当時の状況を裁判で証言した。
被害者であるメリッサの証言もあり、ロバートは仮出所の無い終身刑が言い渡された。


事件から3年が経った2015年の5月。
メリッサはDV被害から立ち直った女性の代表として
地元の野球チーム、タンバベイ・レイズから始球式のオファーを受けていた。


さあ投げようとしたその時、
一人の男性がメリッサのいるマウンドへ。キャメロンだった。
キャメロンはメリッサに指輪をプレゼントし、プロポーズ。
メリッサは突然のサプライズに驚きながらもキャメロンのプロポーズを笑顔で受けた。


全てを失いかけたあの夜に全てを満たしてくれる運命的な出会いをしたメリッサは
ストーカーの影に打ち勝ち、幸せな人生を手に入れた。

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