元宝塚スター、遼河はるひが実際に経験した仰天事件。
2013年1月、愛知県の実家に帰省した時の事だった。

翌日に名古屋で仕事があった遼河は前乗りし
実家で寝泊まりすることにした。
家に着いたのは夜の11時過ぎ。
夜遅かったので両親は遼河が着いてすぐ寝床についた。

この日の名古屋はとても寒く、
遼河もお風呂で体を温めた後はすぐに寝るつもりでいた。
久しぶりの実家の浴室。心も体も温まった。

さあ湯船から上がり、浴室から出ようとしたときに事件が。
ドアを押しても引いても開かない。

ビクともしないドア。もしかして閉じ込められた？
青ざめる遼河。せっかく温まった体もどんどん冷えていく。
両親はとっくに寝てしまっている。

最悪、朝になれば両親が気づいてくれる。
しかしそれだと仕事に遅刻しかねない。
最後の手段と遼河は宝塚仕込みの美声で親に助けを求めた。

すると閉じ込められて1時間後、母親が眠たそうに寝室からやって来た。
たまたまトイレで起きたという。

これでようやく出られると思ったが
母が外から力を入れてもドアは開かなかった。
しょうがないので父を連れてくることに。

父は190cm以上の長身。
力もある。しかし開けられたら裸を見られる。
そうなったらどうしよう。
でももし父でも開かなかったら...レスキュー出動とかになって、新聞沙汰になってしまう！やっぱり父に開けてほしい...！遼河は不安の中、父の救出を待った。

力いっぱいドアをこじ開ける父。
するとドアが開いた！その瞬間、遼河は湯船に。何とか裸は見られずに済んだ。
父は特に何も言わず寝室へ戻って行った。

ともあれ無事に湯船から脱出することが出来た遼河。
しかしもし一人暮らしの家だったら大惨事になっていたかもしれない。
遼河はこの事件をきっかけに早く家族を作りたいと思うようになったという。
この後、実家の浴室はリフォームされドアも引き戸になった。