放送内容

2016年8月10日 ON AIR

生前を記憶する少年

2015年3月、アメリカのテレビ番組で
前世の記憶を持つという少年が取り上げられた。


自分は生まれる前、ハリウッドに住む別の人間だったと母親に語る少年。
その心に宿る前世の記憶とは?


"突然、前世の記憶を語る4歳の少年"


2011年、アメリカ、オクラホマ州・マスコギー。
この町に住む少年ライアンが4歳の頃、奇妙な言動が始まった。


行ったことのないハリウッドに戻りたいと言ったり、
40年も前にヒットし、現在はほとんど流通していない飲料を飲みたいと言い出したり...


母親がなぜそんなことを言っているのか聞くと、
ライアンは「自分は昔ハリウッドで俳優をしていた」という信じられない告白をした。


そしてある古い映画の写真を見て、これが昔の自分だと言った。
ライアンが指をさしたのは大勢のエキストラのうちの1人、マーティ・マーティンという男。


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心配になった母親は、医学博士で前世の記憶を持つ人を
10年以上研究しているジム・タッカー医師の元を訪ねた。
そしてライアンの記憶と、エキストラの男の情報が一致するのか、テストを行なった。


するとライアンはエキストラの男の妻だった女性を言い当てるなど、
ライアンの前世に関する記憶は、
マーティ・マーティンのプロフィールとことごとく一致したのだ。


親がライアンに教えたと疑う人もいたが、
マーティンの情報はインターネットにもない。
4歳の子どもが外部から知りうることはありえなかった。


また、前世を記憶するライアンの証言にさらに驚かされた事があった。
ライアンは前世の自分について「61歳まで生きていた」と証言していたが、
死亡証明書には59歳と記されていた。


これでライアンの証言は怪しい?と一時はなったのだが、
実は出生届けを調査した所、2年早く生まれている事が判明する。
ライアンの証言の方が正しかったのだ。


世にも不思議な生前の記憶。
しかし現在、10歳のライアンはマーティンに関する記憶の多くを失っているという。

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