放送内容

2017年7月25日 ON AIR

ギプスに魅せられた男性

アメリカ・イリノイ州。仰天スタッフはこの町に住むある人物を訪ねた。
ケヴィン・キャスターさん、30歳。


彼の姿をよく見ると、ギプスが付いている。
取材日直前に怪我をしてしまったのだろうか?


実はケヴィンさん、怪我をしている訳ではないという。
そこには深~い理解不能の理由があった。


"怪我でもないのにギプスを付けたい"


それはケヴィンが3歳の頃、近所に住む女の子が骨折をし
ギプスを巻いているのを見たのがきっかけ。
ケヴィンはその時なぜか、超うらやましく感じたという。


以来、親の目を盗み、トイレットペーパーを体のあらゆる場所に巻きつけるようになった。
とはいえ、一人っ子で恥ずかしがり屋な性格だったので、それをするのは家の中だけ。
そんなある日、ケヴィンの心を激変させる出来事が!


中学生の時、ローラーブレードで転んで左腕を骨折した。
初めての本物のギプス。すると、ケヴィンは新たな喜びを覚えてしまった。


本物のギプスをつけたあの感覚...そして、ギプスを付ける事で注目されるあの喜び。
恥ずかしがり屋だったケヴィンにとってギプスは、人生を変える最高の道具となった。


それ以来、なんと自分でギプスを買ってきては、自分で巻く日々。
やがて彼はギプスをしていないとダメなギプス依存症になった。


家にいる時はもちろんギプス。
お風呂もギプスをつけたまま。
時には、全身ギプスでグルグル巻きに!!


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そんな彼の仕事は、芝刈り機の修理工。
これまで700万円以上ギプスに費やしたという。


ちなみに外す時も自分一人で行う。もう10年近くやっているので、慣れた手つきだ。
休みの日は、ギプスをして出かけるのが楽しみ。
夜になると、上半身をギプスで固定し街へ繰り出す。


ところで、彼はこのギプス依存から抜け出したくはないのか?
ケヴィンによると、
「ギプスは僕という人間の一部。
これほどカッコイイものを隠す必要はないと思っている」とのこと。


しばらくは、ギプスをやめることはできなさそうだ。
仰天ニュースは彼を放っておくことにした。

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