放送内容

2017年8月15日 ON AIR

SAM 激アツ工場で働く!

今年も全国で猛暑日連発。
こんな酷暑でさらにとんでもなく暑い職場というのが...鋳物工場!


鋳物とは、熱で溶かした金属を砂の型に流し込んで作る金属製品。
鉄瓶や鉄なべ、鐘などが代表的な物。
超暑い夏にも1500度の鉄と格闘している超激アツ工場なのだ。


そんな鋳物工場に、ダンサーSAMが向かった!


" 熱い男SAMが鋳物工場で、初リポート!"


今回の取材先、埼玉県川口市にある「伊藤鉄工」はマンホールやフライパン、鍋など
300種類以上の鋳物製品を作っている、創業86年、従業員が90人の鋳物工場。


ちなみに伊藤鉄工のある埼玉県川口市は、鋳物の町。
東京オリンピックの聖火台は、この川口で作られた。
そして現在も約70軒の鋳物工場がある。


この「伊藤鉄工」の工場で日本を代表するダンサーSAM、衣装チェンジでリポート開始!
長い髪が気になるが、さっそく作業場へ。


この広い工場内は真夏でもエアコンはない。
鋳物作りの工程はまず、せん鉄や鋼くずなどを加熱して溶かす。
溶けた鉄には鉄以外の不純物が混じっているのでそれを取り除く。


その後、鉄を砂で出来た型に流し込む。
冷えて固まったら、型から取り出して周りについた砂などを落とす。
表面をなめらかにして、塗装などで仕上げ、出来上がり。


SAMも体験レポート!1500度の鉄が目の前に。
この日、外の気温は33.5度。
だがエアコンのない工場内は48度を超え、計測不能の50℃以上!


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鉄から不純物を取り除き、溶けた鉄の中に凝集剤を入れる。
すると、凝集剤に不純物が付着し表面に浮き上がる。


この不純物を棒の先に絡ませ取り除くのが「泡かき」と呼ばれる作業。
SAMも絡め取るように泡かきを開始した!


" 激アツの作業場は体感温度70度!"


作業場にあるのは扇風機3台だけ。
赤外線サーモグラフィーで撮影すると、最も熱い部分で56度以上。
体感温度は70度にもなる!


慣れた人は一度で終わるがうまく取りきれずもう一回。
不純物を取り除かなければもろく崩れやすい鋳物になってしまう。
しかしそこはトップダンサー、コツを掴みリズミカルに作業をこなしていく。


続いては冷えて固まり、型から出した製品が次々とベルトコンベアで運ばれてくる。
それに付いた、砂や製品以外の部分をハンマーでたたき落とす「ばらし」という作業に入る。


冷えたとはいえ、まだ余熱で200℃近くある状態。
熱気で室温は45度近くある。


ハンマーで叩いて砂を落とす。
簡単に見えるが、力任せに叩いてもなかなか取れない。


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こうして見事激アツ工場の作業をこなしたSAM、作業着を脱ぐと中は汗びっしょり。
SAMさん、次はどこの工場に...。

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