過去放送内容


DNAスペシャル

ゲスト:辺見えみり 鈴木佑季 篠山輝信 美勇士 LUNA

 実在した天才製造工場

次回予告
人類を救うスーパー遺伝子の正体/実在した天才製造工場






1980年アメリカ・ロサンゼルスに住む心理学者のアフトンはもうすぐ40歳。「子供が欲しい」という思いが強くなっていた。だが、何より知性を重んじて生きてきた彼女は「子供を作るなら自分以上と思える男性」と強く望み、結婚のチャンスを逃していた。同年2月29日。そんなアフトンに、思いがけないニュースが飛び込んで来た。「レポジトリー・フォー・ジャーミナル・チョイス」という精子バンクの設立を伝えるものだった。その精子バンクは「ノーベル賞受賞者の精子を提供する」というのだ。その設立者・グラハムは有名な実業家。「知性にあふれたエリートが世の中の指導層であるべきだ」という強い信念の持ち主。その信念を実現するために、私財を投じてこの精子バンクを立ち上げたのこと。そして、すでに精子提供をしてくれたノーベル賞受賞者の存在も明かした。アフトンはそんな精子バンクに強く惹かれ、利用することを決意。

しばらくして、アフトンは、提供された精子で妊娠。そして、1982年8月、男の子を出産、名前を「ドロン」と名付けた。ノーベル賞精子バンクから生まれた2番目の赤ちゃんとして世間の注目を集めた。そしてドロンは、生後4か月で既に生後8か月の水準の知能がある事がわかった。周囲の期待通り、天才振りを発揮し始めたのだ。そのことが報道されると、ノーベル賞精子バンク「レポジトリー・フォー・ジャーミナル・チョイス」には優秀な精子を求める女性の問い合わせが殺到!その後も、超天才児ドロンは3歳でコンピューターをマスター、5歳でアインシュタインの相対性理論を理解したなど、世間ではドロンの天才児ぶりを伝える報道は続く。グラハムの思惑通り、天才からは天才が生まれてくるのか…?ところが、そのノーベル賞精子バンクには驚くべき秘密が隠されていたのだ!!実はドロンのPR効果で精子希望者が殺到してからというもの、設立者グラハムは密かに精子提供者の基準を大幅に緩和していた。無償で精子を提供してくれる者で、ある程度の知的レベルを満たすものなら、誰の精子でも受け入れるようになっていたのだ。それはつまり詐欺的行為。しかし、そんな精子バンクも1997年、設立者グラハムの死をもって閉鎖されることとなった。そして、天才児ともてはやされたドロンは現在26歳。アメリカ・インディアナ州で小学校の教師をしている。
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