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復路

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復路6区:箱根・芦ノ湖~小田原 20.8km

山下りの6区

芦ノ湖をスタートし最初の4.5キロを上り切ると、あとは一気に標高差840mの“山下り”。最速100m14秒台というハイスピードでの下りは、選手たちの足に平地の何倍もの負担を強いる。記録を狙うには残り3キロが鍵。緩やかな下りがまるで上り坂に感じられ、時に痙攣を引き起こすほど選手の脚力を削りとる。強い冷気や路面の凍結にも注意が必要で、87回大会の高野寛基(早稲田大)の転倒は記憶に新しい。また往路で10分以上遅れをとると復路・芦ノ湖一斉スタートが行われてタイムが繰り上げられるため、下位の順位把握が格段に難しくなる。下りで危険を伴うこと、また早朝で気温の上昇も少ないことから、給水はない。

〔区間記録:秋山清仁(日本体育大) 92回/2016年 58分09秒〕

復路7区:小田原~平塚 21.3km

海風薫る7区

全10区間の中で最も気象の変化が激しい。スタートは山おろしの寒風が吹く小田原、それが海沿いでは海風に変わる。また小田原は山間でまだ日陰の9時、平塚へ到着する頃には陽も高い10時台。異なる2つの風、晴れれば急上昇する体感温度への対応と、まさに気象条件との戦いともいえる区間である。後半には細かいアップダウンもあり、イメージ以上に難しいコース。区間記録の設楽や、前回大会まで4年連続で走った小椋裕介(青山学院)のように、「復路の2区」と位置付けて主力選手を配置するチームが増えている。前回大会では、上武大が復路平塚では22年ぶりとなる繰り上げスタートとなった。

〔区間記録:設楽悠太(東洋大) 88回/2012年 1時間02分32秒〕

復路8区:平塚~戸塚 21.4km

海から街へ8区

ここからレースも終盤へ…優勝、シード権争いの行方が見えてくる区間。海沿いをひた走る前半は海風が鍵に、浜須賀から海に別れを告げ内陸の街へ入っていく後半は残り6キロ地点に待つ「遊行寺坂」の上りが鍵となる。さらに、残り2キロからおよそ1キロ続く上り坂も、最終盤の選手には厳しい。陽射しが思わぬ脱水症状を引き起こし失速することもあり、過去には途中棄権もあった。前回は5チームが戸塚中継所で繰り上げ。茅ヶ崎・遊行寺坂の2定点の通過タイムは重要だが、中央分離壁がラスト1キロ近く続き移動車のターンが難しく、繰り上げケアには早めの判断が求められる。8区の区間記録は、全区間の中で最古の記録である。

〔区間記録:古田哲弘(山梨学院大) 73回/1997年 1時間04分05秒〕

復路9区:戸塚~鶴見 23.1km

復路最長の9区

花の2区の裏返しで復路の最長区間。優勝争い・シード権争いを左右するエース級が集い、大逆転の舞台となることも多い。スタート直後3キロの下りと、7キロ過ぎの「権太坂」が勝負を分ける。序盤に連続するアップダウンを、オーバーペース覚悟で突っ込むのか、虎視眈々と力を溜めて入るのか、レースの大きなターニングポイントとなる区間。88回・鶴見中継所で、脱水症状で転倒し繰り上げまで残り0秒でのリレーを果たした神奈川大だが、前回大会では4秒差で襷がつながらず、無念の繰り上げとなった。権太坂・横浜駅の2つの定点の通過タイムが目安となる。なお、過去最多の繰り上げは60回記念大会の実に18校。中継所の中で最も劇的なシーンが生まれる。

〔区間記録:篠藤淳(中央学院大) 84回/2008年 1時間08分01秒〕

復路10区:鶴見~大手町 23.0km

最終10区

優勝争い・シード権争いに終止符を打つ、全長217.1キロを締めくくる最終区間。9人の汗が染み込んだ襷を携えて、大手町のフィニッシュを目指す。上昇する気温、復路2番目の長距離、突然吹くビル風などに加え、アンカーの重責と気負いに、ランナーたちは苦しめられる。大観衆が詰めかけた中央通り・日本橋を抜け、チームメートが待つフィニッシュへ。87回大会は優勝の早稲田大と2位・東洋大が史上最小の21秒差、シード権争いも10位・國學院大と11位・城西大が史上最小の3秒差。89回は日体大が予選会からの復活優勝。91回は青山学院が10時間50分を切る史上最速記録をマークして初優勝。そして前回は青山学院が1区から一度もトップを譲らず、39年ぶりの完全優勝で連覇を達成。果たして今年の結末は? シード権争いはもちろん、レース終盤での2・3・4位の順位変動も、シード権争いと同等の価値観で表現する。

〔区間記録:松瀬元太(順天堂大) 83回/2007年 1時間08分59秒〕

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