日本ドラマ界初プロジェクションマッピング×ドラマ撮影に挑戦!!

プロジェクションマッピングとは

実物<リアル>と映像<バーチャル>をシンクロさせる映像手法で、その両者の融合が生み出す魅力的な世界観はいま世界中で注目を集めています。映像やコンピュータグラフィック等をスクリーンのような平面に単純投映するのではなく、建築や家具などの立体物、または凹凸のある面にプロジェクター等で投映する。

その際、映像等の素材にはスクリーンとなる対象と同じ立体情報や表面情報を持たせ、投射の際にぴたりと重なり合うようにします。すると、その映像の動きや変化で、対象物が動いたり、変形したり、または自ら光を放つ様に感じさせる幻想的で、錯視的な映像表現でもあります。

(PROJECTION MAPPING ASSOCIATION of JAPAN参照)

コメント

通常の撮影との違いでいうと、やはり照明とのバッティングが一番大きかったと思います。プロジェクションマッピングはプロジェクターの光ですから、当たり前ですが現場の照明と打ち消し合ってしまいます。暗ければ暗いほどプロジェクターからの映像は鮮明に見えますが、役者さんの表情もきれいに見せたいため、プロジェクターと照明の当てる場所をなるべく切り分ける様にしました。役者さんの顔にスポット的に照明を当ててもらい、顔部分にはプロジェクターの光をマスキングして当たらない様に、といった具合です。あえてプロジェクターの光を、役者さんの照明として使用する時もありました。また、圭介の内面を表現するシーンでは、ガーベラの花びらが顔の形に合わせてプロジェクションされ、その花びらが飛び散った後に倒れるという、お芝居とタイミングを合わせたカットがありましたが、この使い方は非常におもしろいと思います。通常はフラッシュバックのような演出が多い中、特にカットを切り分けるでもなく、圭介の心象風景がシームレスに入ってきます。リアルなのかそうじゃないのか不思議な感覚もあり、後に倒れる圭介の感覚と同じ様に、観ている側も自然と引込まれていくのではないかと思います。こういった使い方で、ドラマの演出方法ももっと幅が広がっていくなと思いました。

プロフィール

クリエイティブディレクター 小林恵美 Birthday 1977.12.21 HomeTown 神奈川県 Bloodtype O Specialtyドラム Hobby 映画鑑賞/音楽鑑賞 実績:タイトル:「KARAKURI」(特別展「京都ー洛中洛外図と障壁画の美」イベント内)/タイトル:星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳「Gift-floating flow-」クリスマス3Dアートショ/東京ミチテラス2012「TOKYO HIKARI VISION」演出/TOKYOガンダムプロジェクト2014 ガンダムプロジェクションマッピング“Industrial Revolution”‐to the future‐」/auスマートパス presents進撃の巨人プロジェクションマッピング「ATTACK ON THE REAL」