どっちが正しい!?

2020.01.23|生活情報

"あたりまえ"と思っていたことが実は間違いかも!?
意外と知られていない予防法をクイズに答えて学ぶコーナーです。

 

<ご出演いただいた先生>
 池袋大谷クリニック院長 大谷義夫 先生

 

<テーマ>
 インフルエンザ

【問題①】
問題:インフルエンザに効果的な予防法は?
A)歯みがき
B)洗顔
答え:A)歯みがき
口の中に細菌が増殖するとタンパク質がつくられます。
このタンパク質がインフルエンザウイルスの増殖を助けてしまうため、
口の中は清潔に保つ必要があるんです。
理想的なのは「毎食後3回」「夜寝る前」の最低4回歯みがきをすることです。
特に大事なのは夜寝る前の歯みがき。
寝ている間に細菌が繁殖してしまうので綺麗にしておくことが重要です。

 

【問題②】
問題:インフルエンザ予防に効果的なのはどっち?
A)空気清浄機
B)加湿器
答え:B)加湿器
湿度が低く喉が乾燥してしまうと喉にある繊毛の働きが鈍くなり
ウイルスを体の外に押し出す力が弱くなってしまいます。
そのためウイルスが体に侵入しやすくなり感染リスクが高まってしまうんです。
一方、空気清浄機は確かに空気中のウイルスを減らしてくれます。
しかしインフルエンザウイルスは主に、
ウイルスがついた場所を直接触る接触感染と唾液などが飛び散る飛沫感染です。
空気中にいるインフルエンザウイルスはさほど関係ないんです。

 

【問題③】
問題:インフルエンザ予防に効果的な飲み物はどっち?
A)ビタミンC飲料
B)緑茶
答え:B)緑茶
よく風邪の予防に「ビタミンCがいい」と聞きますがそれは間違い。
その説に根拠はないんです。
一方、緑茶に含まれるカテキンには
インフルエンザウイルスの感染力を抑制する効果が期待できます。

 

【問題④】
問題:インフルエンザが重症化しやすいのはどっち?
A)男性
B)女性
答え:A)男性
インフルエンザで入院した患者数を比べてみると男性の方が多いんです。
それは、男性は女性より免疫力が低いといわれているからです。
女性が重症化しないわけではありません。

 

【問題⑤】
問題:小さい子どもがインフルエンザに感染。
   大谷先生がオススメする自分がうつらないようにご飯を食べさせる方法とは?
答え:正面からではなく横から食べさせる
小さい子どもがインフルエンザに感染してしまった時は横からご飯を食べさせましょう。
ウイルスの飛沫距離は2メートルまでといわれています。
向かい合ってしまうと会話や咳などから飛んだ飛沫を直接浴びてしまい感染率が上がります。
できる限り向かい合わないように気をつけましょう。

 

★街頭インタビューにご協力いただいた皆様、ありがとうございました★