ざわつく人たちをさえぎるような大声で、裁判所職員からのガイダンスがはじまる。
 職員 「皆さんに裁判員として参加していただくのは、
     放火・殺人など重大な刑事事件です。
     本日皆さんに審議して頂くのは殺人未遂事件です。
     皆様が日々の暮らしの中で感じたことを
     裁判に反映させていただきたいと思っております。」
**裁判員が参加するのは放火・殺人事件などの重大な刑事事件**

 西川 「なぁ、裁判員やっても、わしらただ働きだろ?」
 職員 「日当はちゃんと出ます」
**最高1万円の日当が出る**

 照美 「でも、いくら日当が出るからって
     ここまで来る電車賃だってバカにならないんだから!」
 職員 「安心してください。往復の電車賃もちゃんと出ますから」
     原則的にタクシーは認められません。家が遠いなど宿泊が必要な
     場合は、宿泊費も出ますのでご安心下さい。」
**交通費も支給される(タクシーはNG)**
**家が遠い場合は宿泊費も出る**

 早紀 「すいませ〜ん、さっきからこのクリクリ坊主が
     私のカッコが不謹慎だって、超うざいんですけど〜」
 職員 「服装は基本的に自由です。
     別に普段着でいいですし、運動靴をはいていても、
     ネクタイをしていなくても結構ですよ」
**常識的な服装であれば作業着でも運動靴でもよい**

 寺本 「あの、裁判って時間かかるんですよね?」
 職員 「裁判は、朝10時から夕方5時くらいまでです。
     裁判期間は、事件によりけりですが、
     大部分の事件は、3日以内で終わります。
     今回の事件も3日を予定してます」
**裁判は朝10時〜夕方5時くらい**
**大部分の事件は3日以内**