住田弁護士の見解

(北村弁護士が)一か八かっておっしゃいましたけど、
逃げられずに捕まった時は本当に大変な事になるんです。
要するに「悪い事をしたから逃げた」という心証が真っ黒になってしまいますから、
そのリスクをかけるかどうかという事になると、
あの場合一番まずかったのは現場を保存しなかった事なんです。
隣の女性が(痴漢だと)言った時に、「私じゃない」と言うんじゃなくて
「後ろにいる」「アレがいる」と言って全部一緒に降りた方が良かったんです。
で、その位置関係をきちっと証明できる形でしない限りは、
「こっちにカバン」「こっちに吊り革」「後ろにこんな男がいた」「コレがいた」
っていう位置関係を後で再現できたら、ある程度の別の可能性がある時には
逃げられます。

−北村弁護士の見解に対して−
「違う違う」って電車の中から言い張るんですよ。
(裁判で)基本的に1対1だったら起訴はなかなかしません。
私の検事の時の感覚からいくと、被害者と加害者が1対1で否認を通した場合に
なかなか起訴できない場合があるんです。
今回痴漢冤罪の事件がたくさん出ていますし、マジメな人で前科前歴が無かったら
正直なところ検事は起訴するのが怖いです。
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