本村弁護士の見解

この部屋に前に住んでいた人が自殺してしまった、
あるいはここで殺人事件が起きた、
そういう場合は必ず不動産会社はその事実を伝えなければなりません。
心理的にとても普通の人は住めないからです。
こういうのを心理的瑕疵のある物件といって、
必ず説明義務があるんです。
泥棒が入った場合はどうか、
よほど昔の事件であればいちいち伝える必要はないでしょう。
しかし、今回の場合はたった1か月前の話で、
犯人が捕まったという情報もまだありません。
つまりこれば今まさに捜査中の未解決の事件なんです。
幽霊が出るかもしれないという心理的な不安ではなく、
まさに現実的な危険なんです。


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