「ムチャクチャな内容…こんな遺言書は無視できる?」

今回の相談者は、
 恵子 「…お父さん!!」
最愛の父親を亡くしたばかりの佐藤恵子さん(35歳)。

 弟たち 「親父…」
早くに母親も亡くし、残されたのは恵子と3人の弟。

両親がいなくなった今、恵子たちには気になることが。
それは…

 恵子 「このお金、どうしようか…」
父親が残した遺産2000万円!

 長男 「そりゃあ、兄弟4人で均等に分けるべきだろ〜」
と、その時!

 三男 「おい!コレ、見ろよ!」
それは、子供たちに宛てた父親の遺言書。
そしてそこには、遺産の使い道について驚くべき内容が書かれていた!

 恵子 「じゃあ、読むわね。"ワシが残した遺産の2000万円は…"」

 恵子 「"全て、父さんの葬式費用に使うこと。お前たちには1円もやらん"」

 弟たち 「何だってぇ!!」
何と父親は、遺産2000万円の全てを自分のお葬式の費用に使え、
と書き残していた!

 恵子 「"大きな式場の祭壇を、花や照明で豪華に飾り、
     最期ぐらい盛大な葬式で送り出してほしい"」
 弟たち 「ええ!?」

 恵子 「"そして弔問客には、高級料理や豪華な香典返しで
     最高のもてなしをすること"」
遺産がもらえないことを知った3人の弟たちは…

 長男 「冗談じゃない!何、考えてんだよ!」
 次男 「そうだよ!大会社の社長じゃあるまいし!」
 三男 「葬式はごくごく普通にやって、残りの遺産はオレたち兄弟で
     分けようぜ!」
遺言を無視して、遺産を兄弟4人で均等に分けると言い出した!
しかし…

 恵子 「ちょっと待って!母さんを早くに亡くして、
     お父さんは自分のやりたい事なんて何一つできなかったのよ!
     お葬式ぐらいやりたいようにやってあげましょうよ」

 長男 「何、言ってるんだよ!姉さん以外、オレたち3人とも
     反対してるんだよ!
     こんな非常識な遺言、従う必要ないよ!」
 恵子 「それでも、これは父さんの遺言でしょ!無視なんてできないわ!」
果たして、父親の遺言を無視することはできるのか?

 
無視できる
無視できない