生きるってスゴイ がん新時代へ

コンセプト

あなたは「がん」と聞いて何を想像しますか?
「怖い」「逃れられない」「不安だ」…
しかし、がん研究は驚異的に進歩を遂げ、生存率は飛躍的に上がりました。

今や、日本人の2人に1人がかかると言われる「がん」。(*)
それほどまでに「がん」は身近で、特別な病気ではなくなっています。

2月4日は「世界対がんデー(World Cancer Day)」です。
日本テレビ報道局では、劇的に変わった「がん」を取り巻く現状を取材。
治療の最前線のほか、「がん」と共に生きる様々な人々を紹介します。

「がん」と共にある人、その家族、友人、そしてすべての人に
勇気と希望をもってもらえるよう、
「がんの先にある未来」について考えていきます。

(*)国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」 2017年累積罹患リスクに基づく

1

笠井信輔さん「がん」そして「コロナ」との闘い

フジテレビのアナウンサーとして情報番組などで活躍していた笠井信輔さん。
おととし、退社しフリーになりました。しかし、その直後に受けた突然の“がん宣告”。
血液のがんともいわれる「悪性リンパ腫」がわかったのです。
入院生活では、厳しい抗がん剤治療を続け、副作用で髪の毛も抜け落ちました。
笠井さんはそんな自身の姿も、SNSを通じて伝え続けてきました。
一時は「死を覚悟」したという笠井さんに「生きる力」を与えたものはなんだったのか。
そして、入院中に感染が広がった新型コロナウイルス。コロナ禍でがんとどう向き合い、 何を感じたのか。
藤井キャスターが笠井さんの思いを聞きました。
(2月4日「news every.」放送)

2

“受診控え” “面会制限” がんの医療現場にも広がるコロナの影響

「病院でコロナに感染するのが怖い」「医療従事者に負担をかけたくない」。
そんな思いから、自己判断でがんの治療や検査を見送る“受診控え”が問題となっています。
実際に受診を控えている間に病状が悪化、手術を受けることになった女性を取材しました。
さらに、末期と診断されたがん患者が家族との面会を制限される状況も起きています。
「コロナが、憎い」。去年、がんで妻を失った男性が語った思いとは。
新型コロナウイルスが、がんの医療現場に与えた影響を伝えます。
(2月4日「news every.」放送)

3

病院に行かなくてもできる!? コロナ禍の“がん検査”

がんの検査は受けたい。でも新型コロナウイルスの感染が広がる中「病院に行くのはちょっと…」。
そんな中、病院に行かなくてもがんのリスクが調べられる検査が実用化されています。
“尿”で、“唾液”で…。どちらも去年から「自宅」で検体を採取することができるように。
さらに、いま研究が進められているのは、 “涙”を使った乳がんの検査。
わずかな量の涙でがんを調べられる…一体どんな検査なのでしょうか。
「自宅で」「非接触で」、コロナ禍で次々と登場する“がんの検査“とは。
(2月4日「news every.」放送)

4

“20代でがん“の夫婦…将来のための”凍結保存“で子どもを

いま、若い世代のがん患者が将来、子どもを授かるための取り組みが進んでいます。
20代でがんを経験した男性は、治療で生殖機能を失う可能性があったため、
治療前に精子を凍結保存しました。その後、同じくがんサバイバーの女性と出会い、結婚。
夫婦はことし、凍結保存していた精子を使って妊娠、出産を目指すことを決断しました。
「がんになっても子どもを授かりたい」結婚5年目のがんサバイバー夫婦を取材しました。
(2月2日「news every.」放送)

5

がんを経験しても…その後の人生を「美しく楽しく生きたい」

がんになり治療をした後も、多くの患者が後遺症に悩まされています。
子宮がんになり、治療をしたものの、“足のむくみ”という後遺症を抱えていた女性は、
人生を“美しく楽しく”生きたいという思いから自ら起業し、医療用ストッキングを開発しました。
がんを経験したからこそのこだわりと思いが込められたストッキングをついに先月発売。
がんになっても、その後の人生を前向きに生きたい人たちからのメッセージです。
(2月3日「news every.」放送)

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