プレスリリース

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2004年10月01日

建築・環境デザイン部門、コミュニケーションデザイン部門で「2004年度 グッドデザイン賞」をダブル受賞!!


【環境・建築部門】
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撮影:株式会社 川澄建築写真事務所
【コミュニケーション部門】
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撮影:馬場祥光

 このたび財団法人日本産業デザイン振興会が主催する「2004年度グッドデザイン賞(Gマーク)」を2つの部門において受賞しました。「グッドデザイン賞」は、1957年に通商産業省によって創立された「グッドデザイン商品選定制度」を継承し、1998年より財団法人日本産業デザイン振興会の主催事業として運営する、我が国唯一の総合的デザイン評価・推奨制度です。

 まず建築・環境デザイン部門の受賞は日テレタワーに対するもので、審査会からは「テレビ局の高層化という困難な課題に対して、スマートで美しい解答を与えている」との受賞理由の他、独創性や機能性、斬新な造形表現、デザインの総合的な完成度に対しても非常に高い評価を得ました。

 次にコミュニケーションデザイン部門については日テレタワースタジオグラフィックが受賞しました。調和がとれた景観やデザインコンセプトが注目され、「シンプルなグラフィックがスタジオの識別を容易にしており、美しさと機能性が評価できる」との評価が寄せられました。

・  時代のトップを走るテレビ局であること。具体的には、多メディア・多チャンネル時代を勝ち抜くための社屋であること、そして省エネルギー・環境調和型の社屋であること
・  社屋として、放送局としての安全性・信頼性を確保すること。具体的には、非常事態に放送を中断しないことであり、緊急時に即時対応できる機能を持ち、さらに高度のセキュリティーを確保すること
・  視聴者にも、働く人にも共感・支持される空間であること。そのために視聴者とのコミュニケーションのための空間を充実させ、またクリエイティブで働きやすい社屋とすること
このような思いが込められた新社屋より、新たなデジタル化の時代に向けてよりよい番組を提供してまいります。


【日テレタワー設計のポイント】

設計主:株式会社三菱地所設計
    (東京都千代田区丸の内3-2-3 http://www.mj-sekkei.com)

・  地上約95mまでの部分にスタジオ、報道、編集、送出など、デジタル化に対応したコンテンツ制作工場を置き、上部にオフィスを設け、デジタル化など、激動の時代の放送局として、変化に柔軟に追従するフレキシビリティの確保を第一に考える
・  「環境の世紀」21世紀のマスメディア本社ビルに相応しく、環境調和型ビルとすることにも配慮し、バットレスと呼んでいる建物四隅のメガトラスは、テレビ塔をイメージさせ、両サイドのガラス貼りのエレベーターシャフトは、情報のスピード感を表現し、間に挟まれた大空間にはスクリーンのイメージを持たせる


【日テレタワー放送スタジオのグラフィック設計のポイント】

設計主:株式会社GKグラフィックス・第一デザイン部
   (http://www.gk-design.co.jp/gra/)

・  色彩の三原色(赤・青・黄)+光の三原則(+緑)を加えた基本要素の4色をベースとし、わかりやすい差別化を行う
・  デジタルメッセージをイメージしたスクエアのドットは、スタジオ入り口のシンボルとして共通のグラフィックパターンで表現する

【日テレタワー情報】

所在地:東京都港区東新橋1-6-1
敷地面積:9,647.81㎡
建築面積:約7,290㎡
延床面積:約130,725㎡
構造:鉄骨造(地上)鉄骨鉄筋コンクリート造(地下)
最高高さ:192.8m
階数:地下4階・地上32階・塔屋2階
施工期間:2000年1月~2003年4月

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経営戦略局 総合広報部