プレスリリース

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2003年11月25日

再発防止に向け番組審議会でも議論されました。


 11月25日 日本テレビの番組審議会が開催されました。18日に発表された日本テレビ『視聴率操作』調査委員会の調査報告書が説明され、その後、各委員からこの問題に対する意見が述べられました。

 まず、日本テレビの対応については、3週間程度で調査結果が出され、対策も出されたので素早い対応と感じた。ただ、個人的な不正工作とはいえ、こうした事態を引き起こした原因のひとつに、視聴率競争のトップを走る日本テレビには、社員が視聴率をプレッシャーに感じる社内環境が他局より強かったのではないかと推察されるという意見が相次ぎました。

 また、新たな提案として、視聴率という数字以外で社員の成果を表彰する制度の創設、
例えば、社内表彰に番組審議会推薦をとりいれたらどうかとの提言がありました。
これについては、氏家会長も良い意見なので前向きに検討したいと答弁しました。

 さらに、委員からはこの視聴率の問題は、日本テレビにとどまらずテレビ業界全体で取り組む課題ではないかとの意見がありました。この点につきましても民間放送連盟に検討委員会が設置されその場で大いに議論していくと答弁し、日本テレビとしても今後再発防止に向け対策を検討し、その内容を業界全体にも広めていく努力をしていく方針を伝えました。

 審議の内容は、11月30日の『あなたと日テレ』で放送する予定です。この番組審議会に対する集中的継続的審議の要請は、今回の再発防止対策のひとつに位置づけられており、来月も審議会でこの問題を中心に日本テレビの番組編成の基本問題等について議論していただくことになりました。