日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:大久保好男、以下 日本テレビ)は、2017年3月より、「大エルミタージュ美術館展  オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」を開催することを決定し、7月7日、エルミタージュ美術館(ロシア・サンクトペテルブルク)で展覧会開催協約書の調印式が執り行われました。調印式には、ロシア内外のメディア、10数社が出席し、ロシア国内における関心の高さを伺わせました。

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エルミタージュ美術館ミハイル・ピオトロフスキー館長(左)と日本テレビ大久保好男代表取締役社長(右)
7月7日 ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館にて


 世界三大美術館のひとつであるエルミタージュ美術館は、1764年、積極的な文化政策を掲げた女帝エカテリーナ2世(1729-1796年、在位1762-1796年)が美術品を収集し、宮殿に隣接して設けられた離れに飾ったことが始まりです。エルミタージュとは、フランス語で「隠れ家」を意味します。
 その後ロシア革命などを経て所蔵品は増え続け、今では300万点に達しました。中でもルネサンスから近代まで幅広い時代と地域をカバーする絵画作品はその高い質で世界的に知られています。

 日本テレビでは、2006年と2012年の2回、同館の絵画作品からなる「大エルミタージュ美術館展」を開催し、日本全国で142万人を超えるお客様にお楽しみいただきました。近年、同美術館と絵画100%の美術展を開催しているのは、日本テレビだけです。
 3回目となる本展では、同館の絵画コレクションの中でも、質・量ともに群を抜く、17世紀、18世紀のバロック、ロココからなる、'オールドマスター' に焦点を当てます。
 ティツィアーノ、レンブラント、スルバラン、ブーシェ、フラゴナールなど、まさにエルミタージュ美術館の中核とも言えるオールドマスターの傑作から、油彩画のみ85点を国・地域別に展覧します。これほど多くの西洋絵画の巨匠たちが一堂に会するのは、大エルミタージュ美術館展ならではです。
  
 展覧会は来年春より東京、名古屋、神戸で開催されます。時代と地域を越えて、今なお私たちを魅了する傑作の数々にどうぞご期待下さい。

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■主要出展予定作品(左から)

・フランシスコ・デ・スルバラン《聖母マリアの少女時代》(部分) 1658-60年 油彩・カンヴァス
  ⓒPhoto: The State Hermitage Museum, St. Petersburg 2017-18 ・ルカス・クラーナハ(父)《林檎の木の下の聖母子》(部分) 1530年頃 油彩・カンヴァス
  ⓒPhoto: The State Hermitage Museum, St. Petersburg 2017-18 / Vladimir Terebenin
・マルグリット・ジェラール; ジャン・オノレ・フラゴナール《盗まれた接吻》(部分) 1780年代末 油彩・カンヴァス
  ⓒPhoto: The State Hermitage Museum, St. Petersburg 2017-18 / Vladimir Terebenin
・ティツィアーノ・ヴェチェッリオ《若い女性の肖像》(部分) 1536年頃 油彩・カンヴァス
  ⓒPhoto: The State Hermitage Museum, St. Petersburg 2017-18

 

「大エルミタージュ美術館展  オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」

 

東京展 2017年3月18日(土)-6月18日(日)
  森アーツセンターギャラリー(六本木)
名古屋展 (予定) 2017年7月 1日(土)-9月18日(月・祝)
  愛知県美術館
神戸展 (予定) 2017年10月3日(火)-2018年1月14日(日)
  兵庫県立美術館

 

以上
日本テレビ放送網株式会社 社長室 広報部