第38回NNS(Nippon Television Network System)アナウンス大賞の授賞式が、3月16日(木)に日本テレビで行われました。NNSアナウンス大賞は、日本テレビネットワーク各社の中で昨年1年間、放送全般に渡ってアナウンス部門のレベルアップに寄与し、アナウンス技術の向上やイメージアップに力を発揮したアナウンサーを表彰するものです。
 授賞式には、ネットワーク各社の約400人のアナウンサーの中からノミネートされた「北海道・東北」、「関東・中部」、「西日本」、「九州」の全国4ブロックの代表11人が出席し、その中からテレビ部門大賞、ラジオ部門大賞、最優秀新人賞が選ばれました。

テレビ部門大賞 日本テレビ 田中 毅(たなか たけし)アナウンサー
 正統派の男性アナウンサー4人が並び、史上稀にみる激戦に。2度の決選投票を制した2002年入社の田中アナウンサーは、リオ五輪や高校サッカー決勝など、大舞台を彩る実況で躍動。張りのある音と的確な盛り上げは、系列のスポーツ実況アナウンサーの手本となる存在と評価されました。加えて爽やかなバラエティ進行、愛嬌のあるキャラクターなどの総合力で接戦を制しました。
 「入社当時は報道のニュースキャスターとなって五輪取材に行きたいと夢を持っていましたが、スポーツ実況を評価して頂いての受賞、15年前の自分が聞いたら腰を抜かすだろうなと感じております。大きなチャンスを頂いただけで自分の力はまだまだ。先輩方、後輩たちのサポートがあって楽しく仕事をすることができました。ありがとうございました」と笑顔で喜びを語りました。昨年は人生の伴侶も得た田中アナウンサー、公私ともに充実した一年となりました。

受賞した田中アナウンサー(左)と日本テレビ・大久保好男 代表取締社長執行役員


ラジオ部門大賞 秋田放送 田村 修(たむら おさむ)アナウンサー
 1997年入社。企画から出稿、編集、送出までこなすマルチプルプレイヤーとして多大な貢献をしてきた田村アナウンサー。ラジオにおけるスポーツ実況の新たな可能性が見えたと高い評価を受けての大賞受賞になりました。特に、バドミントンのダブルスのラジオ実況という偉業は、審査員から驚きと称賛の声が多く集まりました。
 秋田放送として初の快挙に、田村アナウンサーは「本当に嬉しいの一言です。お世話になっているみなさんに、言い尽くせないくらいありがとうございますという言葉を述べたいです。」と感謝を語り、「華々しくなくても、地元で活躍しているスポーツ選手を取り上げて、少しでも注目されるようにしていきたい。それが、ラジオのアナウンサーの役目なんじゃないかと思います」と、人柄がにじむ柔らかい笑顔で、その矜持を見せました。

受賞した田村アナウンサー(左)と秋田放送・立田聡 代表取締役社長


最優秀新人賞 テレビ新潟 酒井 美帆(さかい みほ)アナウンサー
 「新人賞というカテゴリーでは物足りない」との声も上がったほどハイレベルな戦いを制したのは、2014年入社の酒井アナウンサー。局として初めて、入社2年目の時点で平日夕方のニュースに抜擢。そのチャンスを見事に活かし、糸魚川大火における落ち着いた心あるリポートや、新人離れした安定感のあるニュース読み等が非常に高く評価されました。
 「1年間たくさんの先輩方が様々な機会を下さったので、それに応えることができて、本当に嬉しいです」と、嬉し涙で喜びを表した酒井アナウンサー。「今後も報道の仕事を続けていきたいと思っています。スタジオだけではなく、色々な場所に赴いて色々な人たちの喜びや悲しみ、思いを伝えられるアナウンサーになりたいです」とこれからの目標を語りました。

受賞した酒井アナウンサー(左)とテレビ新潟・務台昭彦 代表取締役社長

以上
日本テレビ放送網株式会社 社長室 広報部