プレスリリース

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2005年08月29日

名称は"第2日本テレビ"に正式決定!~スタジオジブリがセレクトした世界中の短編アニメ・世界4大映画祭のショートフイルムを提供~


 日本テレビの新規VOD事業は、10月スタートに向け準備を整えております。名称も"第2日本テレビ"に正式に決まり、9月1日からは「第2日本テレビ事業本部」を発足させ全社的にこの事業に取り組んでまいります。スタート時のコンテンツも自局のアーカイブだけでなく、世界中から集めた秀作のショートフイルムを提供します。テレビ局が行うからこそ発信できるオリジナルコンテンツに是非ご期待ください。


【第2日本テレビ事業本部】

 9月1日付の組織改正で、「第2日本テレビ事業本部」を新設し、その下に「VOD事業部」を設けます。この「VOD事業部」が、VOD事業の実働部隊として、コンテンツの企画制作、システムの運用などに当たり、この事業をもうひとつの日本テレビの収益の柱に育てていきたいと考えています。
 このため、従来の組織の枠を超えた「事業本部」とし、代表取締役社長執行役員久保伸太郎自ら直接指揮し、副社長執行役員細川知正が事業本部長に就任します。以下、副本部長にメディア戦略局長(兼)コンテンツ事業局長高田真治、本部付きとして技術的にサポート・バックアップを行うIT推進室・技術統括局、コンテンツを送り出す編成局・報道局、広告展開を担当する営業局の各局長が就任し、全社的な制作・運営の体制を取ります。
 「VOD事業部」は、コンテンツ事業局次長の土屋敏男を部長とし、23名が運営の実務にあたります。

 

【スタート時コンテンツに追加されるもの】

(1)ショートフイルムショップ
 コンテンツの商店街「喜怒哀楽通り」に「ショートフイルム専門店」が開店、その時に得たい感情から作品を選ぶことが出来ます。ここに並ぶのは、世界4大映画祭(アカデミー賞・カンヌ国際映画祭・ベネチア国際映画祭・ベルリン国際映画祭)の受賞作品とノミネート作品で、サービス開始時には50本が用意される予定です。さらに「4大映画祭にノミネートされていなくても面白いぞ!作品」も50本以上がアップされ、この店には毎週2本のペースでコンテンツを追加していく予定です。
 さらに、『ジブリセレクトショップ』にはスタジオジブリがセレクトした世界の秀作ショートアニメが並びます。
 今後も、世界で活躍するクリエーター達が選んだ作品を並べたセレクトショップが次々開店する予定です。

(2)岡本太郎『明日の神話』再生プロジェクトのサイト
 岡本太郎作の巨大壁画『明日の神話』を再生するプロジェクトが、一昨年メキシコ・シティー郊外で発見されて以来進められてまいりました。この作品は、『太陽の塔』と同時期に制作され、"塔と対をなす"と言われた岡本太郎作最高傑作のひとつであり、岡本絵画では最大の作品です。日本テレビはこの再生プロジェクトの「メディアパートナー」として参加することとなりました。現在愛媛県東温市で修復が行われていますが、その作業の様子を見ることができるサイトを第2日本テレビに開設、さらに岡本太郎氏にまつわるアーカイブ、オリジナルコンテンツを並べたサイトを構築します。地上波とも連動して、様々な展開を考えています。

(3)タイムマシーン屋
 第2日本テレビでは行きたい年・月にタイムスリップ、その時どんなニュースがあったのか?世相は?そして流行は?・・・時を越えて体験することができます。日本テレビのアーカイブに整理保管されている3万8000時間にも及ぶニュース素材が可能にしたもので、新しいアイディアでニュースコンテンツを提供します。
 また今後は、ニュースパッケージや日本テレビの系列各局(NNN)と連携した地域情報など、ニュースの動画配信にも力を入れていきたいと考えています。

 

【地上波番組との連動】

 10月から、深夜に『第2日本テレビ』という番組がスタートします。映像コンテンツの商店街が日々進化していく様子、お勧めコンテンツや新たに提供するコンテンツ制作の裏話などを紹介します。

 このように、テレビ局が運営する、テレビ局ならではのVOD事業として、日本テレビ全体がこの"第2日本テレビ"の制作に関わり、育てていく体制を整えており、過去のアーカイブのオリジナルな活用はもちろん、新しいコンテンツを次々と送り出してまいります。
 また、インターネットや携帯端末の双方向性を生かし、これまでの地上波番組ではなかなか実現することができなかった視聴者・ユーザーの皆さまとのやりとりにも力を入れ、一緒に映像コンテンツの商店街を創りあげていきたいと考えております。

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第2日本テレビ準備室のトップページも徐々に変化していきます。お楽しみに!


日本テレビ放送網株式会社
総合計画室 総合広報部