プレスリリース

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2005年10月19日

地上デジタル放送にて災害情報データ放送を開始


 日本テレビは、災害時に地上デジタル放送で、災害情報データ放送の運用を始めます。これまでも、データ放送では、災害に関する文字情報を、一般のニュースの1つとして提供してまいりました(図A)。しかし、今後の地上デジタル放送の普及に対応するため、新たに、災害情報専用ページ(図B)の運用を開始し、より詳細な文字情報を提供できる体制を整えました。これにより、災害発生時には、すぐに知りたい災害情報を、いつでも必要なときにご覧いただくことが可能になります。

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(図A)従来のデータ放送
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(図B)災害情報データ放送


 情報提供は、台風、地震、火山噴火、大規模な事故などを想定しています。一般ニュースとしてお伝えしてきた情報を、避難情報、被害情報、交通情報、生活情報(その他の情報)にわかりやすく分類して提供します。また、防災メモとして、災害時の心得や便利情報などもご覧いただけます。台風時には、これまでも提供してきた台風の気象情報もこの専用ページから参照できるようになります。

 日本テレビの災害情報データ放送は、関東圏を対象とした放送となりますが、今回開発した災害情報データ放送システムは日本テレビ系列各局にも、先に運用開始されましたNNS・データ放送配信センターを通じての提供が可能ですので、全国への地上デジタル放送の広がりと共に、日本テレビネットワーク各局での運用も期待されるところです。

 災害情報(文字情報)の提供は、データ放送上で、または地上波のニュース映像・音声を補足する情報(L字画面で表示)として、インターネット上のニュースとして、様々に活用されてきましたが、来年から開始が予定されているワンセグサービスでもこうした災害時の文字情報の提供は、重要な課題となっております。きめ細かな情報提供を目指して今後も機能の充実を図っていきますので、ご期待ください。


日本テレビ放送網株式会社
総合計画室 総合広報部