プレスリリース

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2006年05月18日

~日本テレビからお知らせ~「火垂るの墓」が第14回橋田賞を受賞!!!「女王の教室」脚本の遊川和彦さん、「ごくせん」で日本中に大ブームを巻き起こした女優の仲間由紀恵さんも同時受賞

日本人の心や、人と人とのふれあいを温かく取り上げてきた番組と人に対して贈られる、第14回橋田賞が発表され、日本テレビの番組として戦後60年スペシャルドラマ「火垂るの墓」が受賞しました。日本テレビの番組がこの賞を受賞するのは第8回の「はじめてのおつかい」以来、5年ぶりのことです。
また「女王の教室」脚本の遊川和彦さん、「ごくせん」で日本中に大ブームを巻き起こした女優の仲間由紀恵さんも橋田賞を受賞しました。


受賞者による記念撮影

5月10日に都内のホテルで開かれた授賞式には、仲間さんはじめドラマや映画に大活躍中の俳優の皆さんも勢ぞろいし、大変華やかなものになりました。
火垂るの墓」で登壇したのは女優の井上真央さんと子役の佐々木麻緒さん、脚本家の井上由美子さん。節子役のけなげな演技で多くの人の涙を誘った麻緒さんは、優しいお姉さん役の井上真央さんに寄り添うように登場、会場はほほえましい雰囲気に包まれました。脚本の井上さんに対しては、プレゼンターの橋田寿賀子さんから、「去年は戦後60年で色々なドラマが作られたが、あなたの脚本が一番よかった」とお祝いの言葉が贈られました。


(左)井上真央さん(中)佐々木麻緒さん(右)井上由美子さん

異色の教師ものとして話題を呼んだ「女王の教室」はじめ、オリジナリティーにあふれる脚本を次々に生み出したことが評価された遊川和彦さんは、ユーモアあふれるスピーチで会場を沸かせ、「ドラマに対する愛を持って創作を続けてまいります」と熱く語られました。


脚本家の遊川和彦さん

ごくせん」や他のドラマにおいて、ユニークなキャラクターを生き生きと魅力的に演じた、と高い評価を受けた仲間由紀恵さんは、「特に『ごくせん』では、同年代の若い男の子たちを怒鳴る、殴る、蹴る、そして力いっぱい励ます、という普段の自分ではとても想像できないようなことをたくさんやらせていただいて、新しい世界をスタッフの皆さんに広げていただいたと思っています」と大人気シリーズとなった「ごくせん」への思いをスピーチされました。


「ごくせん」主演の仲間由紀恵さん

受賞者には、脚本家の橋田寿賀子さんより本賞の置時計と賞状、副賞として100万円がそれぞれ贈られました。

■橋田賞について
すぐれた創作活動や執筆活動を支援することなどにより、放送創作活動を振興し、日本の文化の発展に寄与することを設立された財団法人橋田文化財団によって、平成4年度より毎年行われています。

■これまでの日本テレビ受賞番組
「カネボウヒューマンスペシャル」(第2回)
「24時間テレビ 愛は地球を救う」(第6回)
「はじめてのおつかい」(第8回)

■第14回受賞番組一覧
(大賞は該当なし)
橋田賞 「火垂るの墓」(日本テレビ)
「熟年離婚」(テレビ朝日)
「歴史の選択 赤穂浪士 討ち入り組VS討ち入り不参加組」(NHK)
遊川 和彦(脚本家)
泉 ピン子
村田 雄浩
米倉 涼子
仲間 由紀恵
滝沢 秀明
橋田賞特別賞 宮川 一郎 (脚本家)
以上敬称略

■「火垂るの墓」
終戦60年スペシャルドラマ。空襲で家も親も失った14歳の清太と4歳の節子の幼い兄妹を引き取ることになった叔母の久子は、ぎりぎりの生活の中、次第に二人を疎ましく思うようになり辛くあたる。叔母の家を出て二人だけで生きていこうとする兄妹の姿をリアルに、そして切なく描きながら、人の心までも変えてしまう戦争の現実を鮮明に映し出した。
平成17年11月1日(火)21:00~23:54 放送
出演:松嶋菜々子・石田法嗣・佐々木麻緒・井上真央ほか
原作:野坂昭如
脚本:井上由美子
音楽:沢田完
演出:佐藤東弥
プロデューサー:村瀬健

<問い合わせ先>
日本テレビ放送網株式会社 総合計画室 総合広報部