プレスリリース

一覧へ

2006年12月04日

ワンセグ向け通信コンテンツを全国のネット局に配信開始 ~放送と通信の連携サービスを全国規模で展開~

 日本テレビ放送網株式会社(代表取締役 社長執行役員:久保伸太郎、本社:東京都港区、 以下、日本テレビ)は、2006年12月より、NNSデータ放送配信センターを活用し、ワンセグ向け通信・放送連携コンテンツを、日本テレビネットワーク各社に向けて全国規模で配信するサービスを開始しました。

 ワンセグでは、番組に連動したコンテンツはすでに全国でお楽しみいただいていますが、いつでも見ていただける非連動のニュースや天気などの情報は、地域によっては簡単な文字情報しか利用いただけませんでした。今回提供を開始したサービスでは、コンテンツを共通の通信サーバー上に置くことで、文字だけでなく画像や地図も提供でき、全国各地でニュースや天気、地震・津波などの防災情報を、より詳細にご覧いただけます。さらには、最新のエンタメニュースや占い、グルメ情報(来春開始予定)など、
日本テレビならではのワンセグコンテンツを今後も次々と提供して参ります。

 これは、地上デジタル放送向けにすでに稼動しているNNSデータ放送配信センター(※)で培ったノウハウをワンセグ向けに応用したもので、日本テレビのサーバー内に、参加する各局のリンクを設定することで、効率よく一斉に情報提供することが可能になりました。さらに、日本テレビのネットワーク各社から様々な情報を入力できるシステム CMS(Contents Management System)を導入し、各社が所有するオリジナルのローカル情報を日本テレビのサーバーに集約・配信する仕組みを整備し、日本テレビからのコンテンツ配信に加えて、ネットワーク各局独自のコンテンツ提供も可能となるなど、双方の情報のやりとりもスムーズに行えるようしています。

 この仕組みは、ワンセグに限らず地上デジタル放送の12セグメント向けデータ放送などにも応用可能で、地上デジタル放送を活用した総合的なサービスを全国規模で実現することも視野に入れています。いよいよ全国展開される地上デジタル放送・ワンセグサービスの普及や、各社のコンテンツ制作の効率化に大きく貢献するだけでなく、よりダイナミックなビジネス展開を可能にするもので、今後もこのシステムを活用し、放送と通信が連携した魅力的なコンテンツを全国各地に送り出していきたいと考えております。

ネットワーク局でのコンテンツ例:

331-1.jpg

システム概念図:
331-2.jpg

※NNS データ放送配信センターについて
日本テレビネットワーク各社は、2005年6月にNSSデータ放送配信センターを開設し、地上デジタル放送非連動データ放送コンテンツを全国のネットワーク各社へ提供しています。2006年10月には参加局数が28局に拡大し、全国規模での効率的なデータ放送制作・配信を行っております。

日本テレビ放送網株式会社 秘書室 総合広報部