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2015年11月04日

国連キャンペーン"日本代表"に木原さんとそらジロー
木原さんとそらジローが国連COP21に向けた
WMOのビデオキャンペーンに参加~民放初の取り組み

 日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:大久保好男、以下 日本テレビ)は11月30日からパリで開催される国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)に対する関心を高めるために国連の世界気象機関(WMO)が進めているビデオ・キャンペーンに参加することになりました。
 このキャンペーンは、国連WMOが全世界の気象関連メディアに対し「2050年の天気予報」を想像したり、気候変動が国連教育科学文化機関(UNESCO)の有名な世界遺産にどのような影響を与えるかについてのビデオ制作を呼びかけたもので、今回は18カ国22の放送局などが参加、日本からは日本テレビとNHKがビデオ制作を行いました。日本の民間放送局から本キャンペーンへの参加は初めてとなります。
 ビデオには「news every.」でおなじみの木原実気象予報士と、日テレお天気キャラクターのそらジローが出演。"日本代表"の1組として、地球温暖化に警鐘を鳴らし、安心して暮らすことのできる地球を将来世代につなげていく努力の大切さを訴えています。またビデオは実写にアニメーションを織り交ぜた内容となっており、地球温暖化の影響を子ども達にもわかりやすく伝えるものとなっています。
 この日本テレビを含む世界18カ国・22の放送局などが新たに制作した22本のビデオは11月上旬より順次、WMOのウェブサイト(www.wmo.int/climatebroadcasts)ならびに国連広報センターのウェブサイト (http://www.unic.or.jp/) にて公開されます。日本テレビのビデオは11月11日に公開予定です。ビデオは英語、フランス語またはスペイン語の字幕が付けられて世界に発信されるほか、ハッシュタグ #Weather2050、#COP21をつけて、Twitter上でもプロモーションが行われます。さらに、フランス・パリのCOP21会場でもプロモートされることになっています。

■ビデオ内容
20151104.jpg 日本テレビ報道局気象センターが今夏に制作したビデオは、毎週「news every.」や「Oha!4」で放送しているアニメ「みんなだいすきそらジロー」も織り交ぜ、WMOのキャンペーンで初めて子どもたちにも焦点をあてた内容となっています。
 冒頭では「木原さ~ん!そらジロー!」の呼びかけでおなじみ「news every.」お天気コーナーの日本テレビ大屋根広場が登場。木原さんは浴衣姿で、子ども達と一緒に日本をアピールします。その後、ここ数年の異常気象を紹介。一体何が起きているのか、これからどうなるのか、問題を提起します。
 そしてアニメの中ではそらジローたちが2050年の未来へタイムスリップ。気候変動が日本の自然、古都・京都などの世界遺産に及ぼす影響を目の当たりにし、木原さんと対策について学んでいく内容となっています。
 子ども向けに制作されたビデオはこれまでに無く、国連WMO(世界気象機関)の本キャンペーンの責任者からは「素晴らしいアイディアだ」と称賛の声を頂いています。

■国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)
 今年、国連は環境に配慮しながら2030年までに貧困をこの世からなくすための「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択するとともに、地球温暖化を2℃未満に抑え、安心して暮らすことのできる地球を将来世代につなげていくために気候変動の法的枠組みについて合意することを目指しています。
 このため、11月30日~12月11日にパリで開催される国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)においては、2020年以降の世界の気候変動・温暖化対策の大枠について合意することが、国際社会の大目標になっています。これは京都議定書に代わる新たな法的枠組みとなり、この会議の結果次第で、世界がどの程度気候変動を防ぐことができるか、すでに起こっている影響をどこまで軽減できるかが決まると言われており、国連のみならず各国政府にとっても非常に重要な節目となります。ビジネス界の関心も高く、会議に日本からは安倍首相が出席する方向で最終調整に入っています。

■木原実気象予報士コメント
「今回、2050年の地球はどうなっているのか。一つの答えを映像で伝えてみました。しかし、すでに今年一年だけでも世界中で大規模な水害やスーパー台風、猛暑など、未来の事のように扱っていた現象が起きている・・・。温暖化の影響は我々の想像を超えるような形でその姿をあらわすかもしれません。個人個人の対策も大切ですが、各国の政策をもう一度見直す時期に来ている事は間違いありません。いまこそ世界人類が手と手を取り合って必要な対策を施す事が必要だと思います。Thank you!」

■参考)キャンペーンに参加している世界18カ国・22団体とビデオ公開日程
11月 2日(月) - ウェザー・チャンネル、米国(北極)
11月 3日(火) - チャクラTV、アルゼンチン
11月 4日(水) - ノバTV、ブルガリア
11月 5日(木) - ウガンダ気象局(UNMA)
11月 6日(金) - スカイニュース・アラビア、アラブ首長国連邦
11月 9日(月) - ケニア気象局/ケニア放送公社
11月10日(火) - 日本放送協会(NHK)
11月11日(水) - 日本テレビ(NTV)
11月12日(木) - メテオTB、ロシア連邦
11月13日(金) - ABC10、米国
11月16日(月) - スイス放送協会(SRF)
11月17日(火) - マラウイ気候変動・気象局/Zanyengo
11月18日(水) - ユニビジョン・ラジオ、プエルトリコ、米国
11月19日(木) - ベトナム・テレビジョン(VTV)
11月20日(金) - ウェザー・ネットワーク、カナダ
11月21日(土) - アイルランド放送協会(RTE)
11月23日(月) - ニュージーランド気象庁
11月24日(火) - チャンネル5、ベリーズ
11月25日(水) - タイ王国陸軍放送局
11月26日(木) - チェコ・テレビ、チェコ共和国
11月27日(金) - ラジオカナダ
11月28日(土) - イタリア気象学会(SMI)

以上
日本テレビ放送網株式会社 社長室 広報部