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番組向上への取り組み

放送番組審議会

2013年4月番組審議会概要

第467回日本テレビ放送番組審議会は、毎週土曜日放送の『35歳の高校生』初回4月13日と2回目20日放送分に関しての合評が行われました。

『35歳の高校生』は4月期の土曜ドラマで、米倉凉子扮する35歳の高校生が、いじめ、体罰、自殺など現代の高校生が抱える問題に真っ向から挑んでいく社会派痛快学園ドラマです。

A委員:
リアルさから離れた設定をおくことによって、「便所メシ」や「いじめ」というリアルな問題を浮き彫りにする感じだが、教員室の突飛さが滑り気味な気がした。どちらもエッジを立てれば面白くなるのではないかと思った。米倉さんの活躍に期待したい。
B委員:
1話で問題があった子が、それだけの事があったにもかかわらず、2話では割と普通にしているというのが、学園ドラマだからしょうがないけれども少々気になる。米倉さんがどういう気持ちでいるのかが、見ていて少し分かりづらい感じがした。
C委員:
まるで「砂漠の絵」を見せられたという感じで、どの砂粒も見えるようで見えなくて、漠としていたイメージ。自分が知っている高校時代と違うと感じた。もっと子供たちのセリフで、子供たちが何を感じたのかを知りたいと思う。
D委員:
実際にいじめられている子がこのドラマを見たときに、どんな気持ちになるのかと思った。今の学校にはこういう問題が有る事を知ってもらうという意味では意義があると思うが。問題提示をしたあとに、解決策を出してくれる期待感がある。
E委員:
主人公の制服姿に違和感があり、その役柄が「先生」では駄目だったのかと思う。主人公が高校生になった意味や意義、大人が高校生になったら何が出来るかというところが不明確だと思った。また、毎回のエピソードとその背景の話が上手く助け合っていない感じがした。
F委員:
高校生たちの演技の自然さ、上手さに驚いた。高校生はノーメイクの方が綺麗だと思う。1話も2話も親の責任を問うているが、高校生にもなるとそればかりではないので、ずっとそのパターンだと苦しいと思う。
G委員:
自殺やリストカットなどの難しい問題を扱っているが、一回限りで簡単に解決できると受け取られるのが少し心配。世の中がテレビの影響を受けて一般化されていくと、(治療などが)やりづらい世界になっていくのではないかという印象を受けた。
H委員:
いじめの話を取り上げて、どうやって解決するのかと思っていたら、いつの間にか家庭の話になっていく。学校と家庭が連携して解決するのは分かるが、学校自身の問題解決が遠のいてしまうのではないか?現実離れしすぎず、明るくカラッとした作りが学園ドラマに必要ではないかと思う。
I委員:
米倉さんは特異なキャラクターをやるとハマる女優。しかし、主人公のキャラクターに対抗できる、強烈な存在感を持った人が殆どいない。そういう存在があれば、もっとドラマとして深いものになるのではないかと思う。
J委員:
主人公が高級スポーツカーで登校したり、始業式の日に赤いスーツで現れたり、休み時間に喫煙所でタバコを吸うのは突飛過ぎる。学校の中の話なので、いかがかと思った。問題の解決方法もかなり強引で、こんな方法ではかえって逆効果になる冒険的なやり方ではないかと思った。

この御意見を受けて、日本テレビ側は次のように答えました。

番組担当者
視聴者から「自分の子供もいじめられているので、なかなか最後まで見られなかった」という御意見を多数頂き、今後はそういう方々にも配慮して制作にあたって行きたい。また、教員室の描き方に関しては、まだまだ勉強し、御意見を上手に行かせる番組作りを目指していきたい。