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番組向上への取り組み

放送番組審議会

2013年11月番組審議会概要

第473回日本テレビ放送番組審議会は、11月11日放送の『有吉ゼミ』に関しての合評が行われました。

『有吉ゼミ』は、毎回様々なテーマを取り上げ、ロケやインタビューで芸能人の私生活に密着して、リアルな実体験や意外な生活の実態をもとに楽しんでいただく番組です。

A委員:
みんなが知っている芸能人の意外な素顔が見られて、一種の「のぞき見趣味」が満足させられたうえ、人間だれもが持っている心の癖や普遍性が浮かび上がってきたが、後々までそれが残るかというと、そうでもないと思った。また、結婚できない芸能人を扱うのはよくある感じで、そろそろ飽きも来ているが、宝塚のスターを取り上げるのは新鮮で「こんな人もいるんだ」という驚きがあった。
B委員:
「片づけられない女」と「収納名人の男」は、自分の周りにも結構増えてきていて、非常に現代的なテーマだと思ったが、なぜ、そういうタイプの男女が増えてきたのかを知りたいのに突っ込んでいかなかった。ゼミというなら、そこに突っ込んで欲しかった気がする。
C委員:
一番気になったのは「結婚できない」という言葉で、現実として結婚していないだけであって、出来ないというのは「出来ないのはダメ」というメッセージを送ってしまうことになるので、それはどうかと思う。有吉教授の「なんでもOKなんじゃないの」というスタンスがとても好きで、ビクビクビクビクした世の中で「思っていることはとにかく言ってみよう、どんな人間でもOK」という構えが良いなと思った。
D委員:
芸能人を題材にして、一般の人にもためになる情報が沢山あるのが良いと思ったが、後半の部分はひな壇に並んでいる人の顔ぶれがガラッと変わったので、番組は別物に感じられた。また、全員が喋っていないので、人数が多すぎだったのではないかと思った。
E委員:
キャラクターを自分で楽しんでいる人たちが出ているので、見ていて気持ちが良いと思った。また、VTRも面白く見せようとするとやりすぎてしまうことがあるが、今回はそういう「やりすぎ感」が余り無くて、好感を持った。
F委員:
面白くて、やがて何か虚しくなっていく感じがしたのは、芸能人が身を切り売りしている感があったから。ここまで切り売りしなくてもよいのではないかと思った。痛い感じがした。また、ネット炎上がどういうものかを教えてもらって、ためになった点が、少しゼミ的なところがあったと思う。もっとゼミっぽい作り方、ゼミ色を出してもよいと思った。
G委員:
有吉が意外に真面目に司会をやっていて、教授というか教えるところが少なかったので、ゼミというより、普通の司会をやっているような感じがした。全体として、芸能人を集めたバラエティーとして、なかなかうまく、きわどい表現はカバーしていると思ったが、注意しなければならないギリギリのところも、いくつかあると感じた。
H委員:
スタジオでは紹介されている名前が、視聴者には分からないようになっていた。スタジオ内だけで楽しんでいる感じで、視聴者はほったらかしで無視したやり方だと思う。それならば、その部分をカットしてくれたほうが良かったのではないかと思う。
I委員:
通常のバラエティーより、一歩だけ危ないところに近づいているところが、この番組の面白さだと思う。「少し危険なところに近づくけど、ちゃんと安全に戻ってこられる」という番組コンセプトは、そのまま有吉さんの立ち位置そのものだと思った。

この御意見を受けて、日本テレビ側は次のように答えました。

番組担当者
「バックグラウンドをもっと知りたい」というご意見をいただいたが、これは番組に深みをもたせたり、進化させるうえで大切なポイントだと思うので、今後、取り入れていきたいと思う。