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番組向上への取り組み

放送番組審議会

2014年3月番組審議会概要

第476回日本テレビ放送番組審議会は、3月18日放送の『ビートたけしの超訳ルーヴル2014』に関しての合評を行いました。

『ビートたけしの超訳ルーヴル』は、ルーヴル美術館とパートナーシップを結ぶ日本テレビが、美術館全面協力のもとで館内を貸切で撮影し、ビートたけしが世界的な名作を独自の視点で解釈したり、普段は見られない美術館の裏側に潜入したり、「サモトラケのニケ」の修復プロジェクトに密着するなど、ルーブルの魅力を多角的な視点で紹介する番組です。

A委員:
美術にあまり興味のない者でも、居ながらにしてルーヴル美術館を人のいない状態で見ることが出来てありがたかったが、「日本人が選ぶ好きな作品ベスト10」の選び方が気になった。柔らかく伝える部分と、硬く伝える部分のコントラストをつけてもよかったのではないかと思う。
B委員:
盛り込みすぎの上、駆け足気味のため、全体の印象が弱くなっている。かつて、バチカンの「システィーナ礼拝堂」の修復に協力して、その模様を全て映像で記録した経験を生かし、是非、ドキュメンタリーなどで番組を作ってもらいたい。
C委員:
カメラの「寄り方」とか「離れ方」が、丁度良かった。NHKのカメラに慣れているが、それより軽やかでいて、きちんと捉えている。特に「サモトラケのニケ」の移動の映像は、小さくギュッと固めて、凄く濃いものを食べたような感想を持った。
D委員:
たけしさんが人気の絵を独自の視点で解説して、お伊勢参りや盆栽にたとえたりするのが面白くて、こういう音声ガイドがあっても良いなと思った。
E委員:
休みの日に借り切って、どこに行っても良いような、うらやましい撮影をしている中、全体的に総花的な感じで印象が薄れ、もう少し掘り下げた方が良いところもあったと思う。館長との対談も、もうちょっと突っ込んだ話が有っても良いと思った。そして、スタッフの笑い声はいらない。どんなにおかしくても、笑ってはいけないのではないかと思う。
F委員:
ルーヴルの世界戦略は非常に興味深かった。ランスのルーヴルはもっと時間をかけて欲しかった。ここだけでも一つの大きな番組になるんじゃないかと思う。
G委員:
ビートたけしの批評は非常に面白いと思うが、全く絵に関心のない、見たことがない子供たち何人かに見せて、彼らの心に浮かんだもので解説や説明してもらうという企画があっても面白いんじゃないかと思った。
H委員:
たけしさんが一人でルーヴルを案内するのかと思っていたが、4人のリポーターの一人だったので、やや誇大表示という印象だった。彼は美術家でもあるので、もうちょっと「美術的つっこみ」を入れる個所や美術館を語ってもらう個所が欲しかった。

この御意見を受けて、日本テレビ側は次のように答えました。

番組担当者
「ルーヴル美術館ベスト10の調査は、20代~50代を対象にインターネットや街頭アンケートを行い、番組独自のランキングとして紹介したもので、今回のご意見を心に留めながら、続編の制作にもチャレンジしていきたい」