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番組向上への取り組み

放送番組審議会

2014年4月番組審議会概要

第477回日本テレビ放送番組審議会は、4月12日と19日に放送された『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』に関しての合評を行いました。

『弱くても勝てます』は、日本有数の進学校を舞台に、キャッチボールすらままならない選手ばかりの野球部をへっぽこ監督が率いて、下手は下手なりの勝ち方を目指すという、笑いあり、涙ありの物語です。

A委員:
『あまちゃん』に出ていた俳優が多く出ているというのが第一印象で、旬な役者が出ている感じがある。ダメなチームが力をつけていき勝利を勝ち取るパターンだと思うが、どう感動させるかが難しくなってくると思う。ただ順調に強くなるだけではなく、裏切りや予想外のことを期待したい。
B委員:
従来の学園・青春ドラマだと、挫折したスポーツエリートの主人公が母校に戻り、ダメなチームを立て直すストーリーが多い気がするが、今回は逆のタイプを持ってきたところが新しい。脇を固める俳優も個性的でキャスティングが面白いと思った。
C委員:
主人公が、ちょっと見たことがない先生像で引き込まれた。生きるために彼が採用しているルールというか、彼が何を大事に生きているのかを知りたいと思った。
D委員:
野球を表現する部分のディテールで、どのくらい専門家の考証が出来ているのかと思った。左利きなのに右利き用のプロテクターをしていたり、選手を演じる若い俳優たちが、あまりにも基礎的なところが出来ていないので気になった。
E委員:
自分は基本的にスポ根が苦手。勝つか負けるか…しかなくて広がりがないのと、スポ根に不良ものが重なると、ドラマとして強かったりする。しかし今回は、野球を扱っているが、スポ根でも不良ものでもどちらでもないという、ある種見たことがない凄くユニークなドラマだと思った。
F委員:
自分の理想のドラマは、どんなにフィクションやファンタジーであっても細部は現実に近くて「これはあるよね、こういうこと」というものが有って欲しいと思うが、今回はそれを飛び越えていた感じがした。野球を知らない人が見たら面白いかもしれないが、野球を凄く知っている人が見て、最後まで面白く見られるか分からないと思う。
G委員:
漫画的な面白みだけではなくて、スポーツと勉強の両立をするような生徒が将来的に良いということを、素直に伝えられるドラマを目指していると思うので期待している。
H委員:
甲子園に出てこられるのは超強豪校の一部の高校だけで、大多数はこのドラマに近い状況ではないかと思う。そういう意味では親近感が持てるし、全国の高校生に受けるのではないかと思う。ただ、出演者が多くて、同じくらいの年代で顔の似たような生徒が多くて区別がつかないのが困った。
I委員:
ある野球部の不思議な強さを追いかける特異なドキュメンタリーに、恋愛やライバルや普通の学園ものの要素を付け足したものになっていて、その付け足した部分が面白くなかった。結果として、ちょっと変わった学園ドラマにしてしまったので、原作の面白さをもっと味わいたいと思った。

この御意見を受けて、日本テレビ側は次のように答えました。

番組担当者
「原作のエッセンスをなるべく脚色の中で伝えて、特に若い世代が一生懸命楽しみながら考えてくれるようなものになればよいと思っている。オーディションで集めた若い俳優たちは殆ど野球をやったことがなくて、投げることが出来ない。ある程度、矯正をしたが限界があった。最終回に向けて、少しずつ上手くなっていく様子を見せようと思っている。」