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番組向上への取り組み

放送番組審議会

2015年11月番組審議会概要

第493回日本テレビ放送番組審議会は、『くりぃむしちゅーの!THEレジェンド2015秋』に関しての合評を行いました。

『くりぃむしちゅーの!THEレジェンド2015秋』は、日本テレビの秋のキャンペーンである「カラダWEEK」期間中の11月9日に放送された2時間特番。伝説を打ち立てたアスリートを、涙あり、笑いありの独自の切り口で紹介するほか、クイズ形式で展開するスポーツバラエティ番組です。

A委員:
アスリートにどこまで突っ込むかは司会の技量にかかっているが、くりぃむしちゅーの上田さんが指揮者で、有田さんがコンサートマスター、アスリートがソリストみたいな感じで、よく出来た連携だったと思う。
B委員:
トップアスリートの技術を超えた心情のようなものを、若いスポーツ選手が参考にすると、すごく良いことがあるのだろうと思った。
C委員:
ラグビー日本代表の5人それぞれにキャラクターや持ち味が出ていて、改めてラグビーというスポーツの魅力を垣間見た気がするが、高校野球の選手が出てきたときには、まだまだこれからの選手なので、ハードルを下げすぎではないかという気がした。
D委員:
アスリートからすれば、こういう番組は広報になるし、自分のスポーツを知って欲しいという思いが出てくるが、データとか短い映像ではなくて、行動やリアルな発言をもっと聞きたいと思った。
E委員:
「レジェンド」という言葉が乱発されるので、本当にレジェンドなのか?という気持ちがわいた。アスリートもネタを持っていないと人気者にもなれないのかという感じがあり、今どきのアスリートも大変だと思った。
F委員:
スポーツ選手の素晴らしさや人間臭さを知ってもらうギリギリのところだと思った。ひな壇にはお笑いの人が多くない方がよいと思うし、ちゃんとしたコメントをスポーツの経験者に言ってもらう方が、バランスが取れると思った。
G委員:
旬な人を招くスポーツバラエティにあまり良い印象はないが、(この番組は)面白く見せているのは大したものだと思う。実際は大したことをやっていないのに、それを見てむかつくのか、面白いと思うのかは、編集のさじ加減だと思う。
H委員:
ラグビーの選手たちの繋がりや、闘志、友情など、色んなものが見られて本当に良かったが、出川さんがタックルを受けるシーンは万全な感じがしなかったのが気になった。
I委員:
出演するアスリートの数が多すぎたのではないかと思った。ラグビーの選手は良かったが、他のアスリートの話が細切れでゴタゴタしていると思った。
J委員:
予告編的な場面が何度も出てくるが、番組自体が面白いのでそんなものはやらなくても良いと思う。むしろ、その場面をなくして、もっと出演者から突っ込んだ発言を引き出すことをやって欲しかった。

この御意見を受けて、日本テレビ側は次のように答えました。

番組担当者
「『Going! スポーツ&ニュース』を始めとした日々のスポーツ取材などで培った人間関係がこの番組につながっていると思います。
頂いたご意見は真摯に受け止め、今後の番組作りに生かして行きたいと思っています。」